片頭痛の予防薬を使い始めたら記録しておきたい通院・服薬情報

結論|予防薬を始めたら「薬」と「頭痛」を同じ期間で記録する

片頭痛の予防薬を使い始めたら、薬名や開始日だけでなく、その後の頭痛の日数や程度も一緒に記録しておくと治療経過を振り返りやすくなります。

確認したいのは、予防薬の開始日、現在の薬、頭痛があった日、発作時に使った薬、日常生活への影響、次回受診です。

完璧な日記を作る必要はありません。

お薬手帳と頭痛ダイアリーを組み合わせ、医師へ現在の状況を伝えられる形にしておきましょう。

はじめに|予防薬を始めた後ほど記録が役立つ

「今日から片頭痛の予防薬を飲むことになりました。何を覚えておけばいいですか?」

入れるほけんの森川です。

新しい薬を始めると、薬の名前や飲み方に意識が向きやすくなります。

ただ、後から振り返ると、

「薬を始めたのはいつだった?」

「先月は何日くらい頭痛があった?」

「発作時の薬はどのくらい使った?」

という部分が意外に曖昧になります。

日本頭痛学会の診療ガイドラインでは、片頭痛予防療法の目標として、発作頻度の減少、重症度や持続時間の軽減、日常生活への支障の軽減などが示されています。

そこで、予防薬だけを記録するのではなく、同じ期間の頭痛の状態も一緒に残しておきます。

予防薬を始めた日に記録したい4つの基本情報

1.服用を始めた日

最初に記録したいのは開始日です。

「春ごろから」

「数か月前から」

ではなく、分かれば日付を残します。

診療明細やお薬手帳の処方日も確認材料になります。

開始日が分かると、その後の頭痛の変化を同じ期間で見返しやすくなります。

2.薬の名前

薬名は、お薬手帳や薬剤情報提供書から確認します。

記憶だけで薬名を作る必要はありません。

複数の薬がある場合は、どれが予防目的で処方されたものか分からなければ、次回受診時に医師や薬剤師へ確認します。

この記事では薬ごとの効果や選び方を比較することが目的ではありません。

「自分がいつから何を使っているか」を記録するところまでを扱います。

3.服用方法

毎日なのか。

決められた回数なのか。

医師からどのように指示されているかを確認します。

自己判断で飲み方を変えるのではなく、処方された内容を記録します。

服用方法が分からなくなった場合は、医師や薬剤師へ確認してください。

4.次回受診日

予防薬を開始したときは、次にいつ受診する予定なのかも記録します。

予約票。

病院のアプリ。

スマートフォンのカレンダー。

などへ残しておくと確認しやすくなります。

次回受診時に、薬を開始してからの頭痛の状態を伝えられるように準備します。

頭痛ダイアリーで「頭痛があった日」を一緒に残す

予防薬を使い始めた後は、薬だけでなく頭痛の記録も残します。

日本頭痛学会は、頭痛の起こった日時、痛み方、持続時間、吐き気、光・音・匂いへの反応、使用した薬などを頭痛ダイアリーへ記録する方法を案内しています。

毎日長い文章を書く必要はありません。

たとえば、

「10月3日・午後・頭痛強め」

「吐き気あり」

「発作時の薬を使用」

「仕事を途中で休んだ」

という程度でも、後から振り返れます。

頭痛がなかった日も分かるようにしておくと、その月に頭痛があった日数を確認しやすくなります。

発作時の薬も予防薬とは分けて記録する

予防薬を使用していても、頭痛発作が起きたときに別の薬を使用する場合があります。

そのため記録では、

予防目的で使用している薬

と、

頭痛が起きたときに使用した薬

を分けておきます。

頭痛ダイアリーには、使用した薬剤名や、その薬が効いたかどうかを記録する方法も示されています。

「薬を飲んだ」という一つの記録だけでは、後からどちらを使ったのか分からなくなることがあります。

お薬手帳と頭痛ダイアリーを見れば、

いつから予防薬を使用しているか。

頭痛が何日あったか。

発作時に薬を何日に使用したか。

を別々に確認できる形が理想です。

次回受診前は4つをまとめて確認する

診察日の直前に、数か月分を一気に思い出すのは大変です。

受診前には、お薬手帳と頭痛ダイアリーを見ながら現在の状態を整理します。

確認するのは、

予防薬を始めた日。

その期間の頭痛日数。

発作時に使用した薬。

日常生活への影響。

です。

日本頭痛学会のガイドラインでは、予防療法の目的に発作頻度・重症度・持続時間や生活への支障の軽減などが含まれています。

「薬を飲んでいます」だけでなく、

「先月は頭痛が何日くらいありました」

「強い頭痛の日はこの日でした」

「仕事を休んだ日はありませんでした」

など、実際の経過を伝えられると現在の状況を整理しやすくなります。

記録する目的は「薬の良し悪しを自分で判定するため」ではない

頭痛の日数や薬の使用を記録しても、自分だけで薬が効いている・効いていないと決める必要はありません。

予防薬の選択や継続、変更、中止は、症状や副作用なども含めて医療上の判断が必要です。

日本頭痛学会のガイドラインでも、片頭痛予防薬の選択について、患者の状況、頭痛の性状、併存症、禁忌、効果、副作用などを総合的に考慮するとされています。

記録の役割は、実際に起きたことを医師へ伝えることです。

「頭痛が減った気がする」

だけでなく、実際の頭痛日数を確認します。

「薬をよく使った気がする」

だけでなく、使用した日を確認します。

記録を診察時の会話に使える材料へ変えていきましょう。

記録しておくと、将来保険を考えるときにも整理しやすい

予防薬を使い始めた段階では、まず治療と受診のために記録を残すことが優先です。

医療保険に入るために薬の記録を作るわけではありません。

ただし、お薬手帳や診療明細を残しておくと、後になって医療保険を検討するときにも役立ちます。

たとえば、

いつ予防薬を開始したか。

現在も服用しているか。

途中で薬が変わったか。

最後に受診したのはいつか。

という事実を確認しやすくなります。

現在も片頭痛の薬を使用しながら医療保険を考えている方は、薬の名前・服薬期間・予防薬・頓服・変更歴を整理する加入前の記事へ進むと分かりやすくなります。

片頭痛の薬を服用中でも医療保険を検討できる?服薬期間と告知の確認点

この記事は新規記事のため、公開後に実URLを確認して内部リンクを追加します。

FAQ

予防薬を飲み始めたら毎日頭痛日記を書かないといけませんか?

詳細な書き方や必要な期間は、治療を受けている医師へ確認してください。

少なくとも頭痛があった日、程度、使用した薬などを記録すると、経過を振り返りやすくなります。

予防薬の名前を覚えていません。どうすればよいですか?

お薬手帳や薬剤情報提供書を確認してください。

分からない場合は、医師や薬剤師へ確認します。

記憶だけで薬名を推測する必要はありません。

頭痛が減ったら予防薬を自分でやめてもよいですか?

服用の変更や中止を自己判断するのは避けてください。

頭痛の記録を受診時に見せ、継続・変更・中止について医師へ確認してください。

まとめ|予防薬の記録と頭痛の記録をセットにする

片頭痛の予防薬を使い始めたら、最初に薬を開始した日と薬名を確認します。

次に、同じ期間の頭痛があった日を記録します。

頭痛の程度、発作時に使用した薬、生活への影響も分かる範囲で残します。

そして、次回受診日を記録しておきます。

ポイントは、予防薬の記録と頭痛の記録を別々にしないことです。

お薬手帳で「いつから何を使っているか」を確認します。

頭痛ダイアリーで「その期間に頭痛がどうだったか」を確認します。

この2つを一緒に見ると、次回の診察で経過を伝えやすくなります。

将来、医療保険を検討するときにも、服薬開始時期や通院歴を確認する資料になります。

まずは今日、予防薬の開始日・薬名・次回受診日の3つを確認しておきましょう。

本記事は特定の相談者を再現したものではなく、一般的な受診・服薬管理場面として構成しています。

お薬手帳、診療明細など個人情報を含む資料を送信・共有する場合は、送信先と必要な情報の範囲をご確認ください。

情報基準日:2026年10月7日

本記事は医療および保険に関する一般的な情報提供を目的としており、診断や治療方針を示すものではありません。

薬の開始・増減・変更・中止、副作用への対応などは自己判断せず、医師・薬剤師等の医療専門職へご確認ください。

具体的な保険の告知項目、加入条件、契約条件、保障内容は、保険会社・商品・個別の状況によって異なります。

参考資料・出典

執筆者プロフィール

(株)ライフ・アート谷口
(株)ライフ・アート谷口
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。