片頭痛が続く・治らないとき、保険を考える前に整理したい受診歴

結論|「治らない」と感じたら、いつからどう続いているかを整理する

片頭痛が長く続く、以前より治りにくいと感じたときは、「ずっと痛い」という一言だけでなく、いつ始まり、途中で軽くなった時間があるか、薬を使用したか、再受診や検査を受けたかを時系列で整理します。

日本頭痛学会では、片頭痛発作の持続時間を一般に4~72時間と説明しています。

ただし、長引く頭痛を自分だけで片頭痛と決める必要はありません。

これまでと違う頭痛や悪化する頭痛は、記録を完成させることより医療機関への相談を優先してください。

はじめに|「いつもの片頭痛なのに今回はなかなか治らない」

「いつもの頭痛なら寝れば治るのに、今回は長く続いています」

「薬を飲んでも、また痛くなります」

入れるほけんの森川です。

こうしたとき、診察で役立つのは、

いつ始まったのか。

ずっと同じ強さなのか。

一度よくなって再び痛くなったのか。

薬を何日に使ったのか。

病院へ行ったのか。

という経過です。

日本頭痛学会は、頭痛が起きた日時、痛み方、続いた時間、吐き気、光・音への反応、使用した薬などを頭痛ダイアリーへ記録する方法を案内しています。

この記事では「何日なら危険」と自己判断するためではなく、長引く頭痛について再受診時に伝えやすい記録を作る方法を整理します。

頭痛が長引くとき最初に5つを確認する

1.いつ頭痛が始まったか

まず、今回の頭痛が始まった日時を記録します。

「月曜日の朝」

「3日前の夕方」

など、分かる範囲で構いません。

以前から頭痛が繰り返されている場合は、今回の発作が始まった日と、以前の頭痛歴を分けます。

2.ずっと痛いのか、いったん軽くなるのか

「3日間頭痛が続いている」といっても、経過はさまざまです。

3日間ずっと痛い。

夜は軽くなった。

薬を使うと一度落ち着く。

翌日に再び痛くなった。

という違いがあります。

「何日続いた」だけでなく、途中の変化も記録します。

3.痛みの強さや性質が変わったか

いつもの頭痛と比べてどうかも確認します。

痛みが強くなった。

痛む場所が違う。

ズキズキではなく別の痛み方になった。

動くと悪化する。

など、実際に感じた変化を残します。

ただし、記録から自分で病名を判断する必要はありません。

4.頭痛以外の症状があるか

吐き気。

嘔吐。

光や音への過敏。

しびれ。

発熱。

めまい。

言葉が出にくい。

など、同時に起きたことがあれば記録します。

症状がない場合は無理に追加しません。

5.生活へどの程度影響したか

仕事を休んだ。

学校を休んだ。

横になっていた。

家事ができなかった。

夜眠れなかった。

予定どおり生活できた。

など、具体的な影響を記録します。

「痛み8点」と数字だけで残すより、実際に何ができなかったかも残すと、経過を伝えやすくなります。

薬を使った日は「何を・いつ・どうなったか」を残す

長引く頭痛では、何日か続けて薬を使うことがあります。

そのときは、

薬の名前。

使用した日。

使用した時間。

使用後にどうなったか。

を確認します。

薬名が分からない場合は、お薬手帳や薬袋を見ます。

頭痛ダイアリーでも、使用した薬剤名と効果を記録する形式が用意されています。

大切なのは、記録を見て自分で薬を増減することではありません。

「火曜日に使用した」

「一度軽くなったが夜に再び痛くなった」

という実際の経過を、次の診察で医師へ伝えるために使います。

薬の追加・変更・中止については、医師や薬剤師へ確認してください。

再受診したら最初の受診から一つの時系列にする

最初に病院へ行った日

最初の受診日を確認します。

診療明細や領収書が残っていれば、日付を確認できます。

その後に再受診した日

症状が続き、再び病院へ行った場合は、その日も追加します。

最初の受診から再受診まで何日あったかが分かる形にします。

検査を受けた日

MRIやCTなどの検査を受けた場合は、検査日を記録します。

何の検査だったか分からなければ、診療明細や検査結果用紙で確認します。

検査結果と次回予定

結果説明を受けた場合は、その内容を確認します。

まだ結果を聞いていなければ、

「検査済み・結果待ち」

として整理します。

再検査や次回受診が決まっている場合は、日付も残します。

「前より長い」「悪化している」ときは自己判断で片頭痛に決めない

片頭痛では、頭痛発作が4~72時間続くことがあります。

しかし、「72時間以内だから大丈夫」「長いから片頭痛ではない」という自己判断に使う数字ではありません。

日本頭痛学会は、

これまで経験したことのないひどい頭痛。

急に起こり短時間でピークに達する頭痛。

発熱を伴う頭痛。

手足の麻痺やしびれを伴う頭痛。

数週間のうちに悪化してくる頭痛。

などでは、医療機関で正確な診断を受ける必要があると案内しています。

また、「いつもの片頭痛」と診断されている方でも、今回の症状が明らかに違うと感じる場合があります。

そのようなときは、記録を完成させるまで待つ必要はありません。

受診の必要性について医療機関へ確認してください。

頭痛ダイアリーは「何日続いたか」を見返すのにも使える

頭痛が長引くと、

「先週はずっと痛かった気がする」

という記憶になりやすくなります。

そこで頭痛ダイアリーやカレンダーを使い、

頭痛があった日。

頭痛がなかった日。

午前・午後・夜のどこで痛かったか。

薬を使用した日。

日常生活への影響。

を残します。

日本頭痛学会の頭痛ダイアリーは、4週間単位で頭痛の日時・程度・薬・日常生活への影響などを記録できる形式になっています。

「ずっと治らない」という感覚を否定するためではありません。

実際にどの日・どの時間帯に症状があったのかを見える形にするためです。

受診歴を残しておくと、その後の保険確認にも使いやすい

この記事では、片頭痛が続いている人が医療保険へ加入できるかどうかは判断しません。

症状が続いている段階では、まず必要な診療を受け、治療経過を整理することが先です。

ただし、

最初の受診日。

再受診日。

検査日。

検査結果。

薬を使い始めた日。

次回受診。

が残っていると、その後に医療保険を考えるときにも役立ちます。

現在も定期通院中なら、通院中の記事へ。

現在も薬を使っているなら、服薬中の記事へ。

検査結果待ちなら、検査中の記事へ。

症状が落ち着いて経過観察中なら、経過観察の記事へ。

治療・通院が終了したら、治療終了後の記事へ。

というように、現在地に合わせて確認できます。

一度医療保険への申込みを断られたり見送ったりした方は、中心記事で前回申込みと現在を分けて整理してください。

片頭痛で医療保険に断られたら?もう入れない?次の申込み前に確認すること

FAQ

片頭痛は何日くらい続くことがありますか?

日本頭痛学会では、片頭痛の頭痛発作は一般に4~72時間持続すると説明しています。

ただし、時間だけで自分の頭痛を片頭痛と判断しないでください。

薬を飲んでも頭痛が戻る場合は記録した方がよいですか?

薬を使用した時間と、その後にどう変化したかを記録すると経過を伝えやすくなります。

薬の追加や変更については医師・薬剤師へ確認してください。

以前より頭痛が長く続く場合はどうすればよいですか?

以前と明らかに異なる、悪化している、気になる症状を伴う場合は自己判断せず医療機関へ相談してください。

日本頭痛学会も、数週間のうちに悪化する頭痛などでは正確な診断を受ける必要があると案内しています。

まとめ|「長い」という感覚を日付と受診歴へ置き換える

片頭痛が続く・治らないと感じたときは、まず頭痛が始まった日を確認します。

次に、

ずっと痛いのか。

途中で軽くなるのか。

以前と痛み方が違うのか。

薬をいつ使用したのか。

を記録します。

病院へ行ったら、最初の受診、再受診、検査、結果説明、次回予定を一つの時系列へ追加します。

大切なのは、

「いつもの片頭痛だから大丈夫」

「何日続いたからこの病気」

と自分で判断することではありません。

実際にどのくらい続き、途中で何をして、現在どこまで診療が進んでいるかを整理することです。

この記録は再受診時に役立つだけでなく、その後に医療保険を検討するときの通院歴・検査歴・服薬歴の確認にも使えます。

まずは、頭痛開始日・薬を使った日・受診日の3つを一つのカレンダーへ並べてみましょう。

本記事は特定の相談者を再現したものではなく、一般的な受診場面として構成しています。

診療明細、お薬手帳、検査結果など個人情報を含む資料を送信・共有する場合は、送信先と必要な情報の範囲をご確認ください。

情報基準日:2026年10月7日

本記事は医療および保険に関する一般的な情報提供を目的としており、診断や治療方針を示すものではありません。

頭痛が続く場合、いつもと異なる頭痛、急激な頭痛、神経症状などがある場合の受診判断については、医師等の医療専門職へご確認ください。

具体的な保険の告知項目、加入条件、契約条件、保障内容は、保険会社・商品・個別の状況によって異なります。

参考資料・出典

執筆者プロフィール

(株)ライフ・アート谷口
(株)ライフ・アート谷口
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。