気管支喘息で医療保険に一度断られたら?再申込み前の確認事項

- 1. 結論|一度断られても医療保険の再申込みを検討できます
- 2. はじめに|「一度断られたから、もう入れない」と考えていませんか?
- 3. まず前回の医療保険の診査結果を確認する
- 3.1. 「断られた」と感じても結果は同じとは限らない
- 3.2. 引受不可の理由を自分で決めつけない
- 3.3. 前回の申込書と通知を探してみる
- 4. 前回の申込みから何が変わったかを整理する
- 4.1. 発作の状況に変化があったか
- 4.2. 通院や吸入薬の状況に変化があったか
- 4.3. 状態が変わっていなくても再検討はできる?
- 5. 再申込み時の告知で確認したいポイント
- 5.1. 前回の告知内容をそのまま使わない
- 5.2. 前回断られたこと自体は告知する?
- 5.3. 代理店への口頭説明だけでは告知にならない
- 5.4. 保険会社によって診査結果が異なることはある?
- 6. 断られた後に医療保険を選ぶ順番
- 6.1. まず通常型医療保険を検討する
- 6.2. 通常型が難しい場合は別の選択肢も考える
- 6.3. 再申込みを急ぐ必要があるか考える
- 7. よくある質問
- 7.1. Q.気管支喘息で医療保険を一度断られたら、もう申し込めませんか?
- 7.2. Q.前回と同じ保険会社に再申込みできますか?
- 7.3. Q.別の保険会社なら加入できる可能性がありますか?
- 7.4. Q.発作がなくなれば再申込みできますか?
- 7.5. Q.前回断られた事実は新しい申込みでも伝える必要がありますか?
- 8. まとめ|一度断られても前回と今回を分けて考えましょう
- 8.1. 参考資料・出典
結論|一度断られても医療保険の再申込みを検討できます
気管支喘息を理由に医療保険の申込みを一度断られた場合でも、将来の申込みがすべて不可能になるわけではありません。
ただし、再申込みをすれば必ず加入できるという意味でもありません。
前回の申込みから健康状態が変わっている場合や、別の医療保険を検討する場合などには、改めて告知や診査を受けることになります。
ここで大切なのは、前回と同じ内容で、すぐに申込みを繰り返すことではありません。
まず確認したいのは、次の5点です。
- 前回は本当に「引受不可」だったのか
- 前回いつ、どのような告知をしたのか
- その後、発作・通院・服薬の状況に変化があるか
- 今回申し込む医療保険の告知事項は何か
- 通常型を含め、どのような選択肢を検討するか
気管支喘息があるからといって、通常型医療保険の検討を最初から諦める必要はありません。
一方で、過去に引受不可となった理由や、将来の診査結果を外部から正確に推測することはできません。
前回の結果と現在の健康状態を分けて整理し、今回の申込みについて新たに確認することが重要です。
はじめに|「一度断られたから、もう入れない」と考えていませんか?
こんにちは。入れるほけんの桐谷です。
「以前、ぜんそくがあることを告知したら、医療保険に入れませんでした」
「今も吸入薬を使っていますが、別の保険を申し込んでも同じ結果でしょうか?」
このような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
一度申込みを断られると、もう医療保険には加入できないのではないかと感じるかもしれません。
しかし、前回の結果だけで、すべての医療保険の加入可能性が決まるわけではありません。
例えば、数年前に医療保険へ申し込み、引受不可の通知を受けた40代の会社員を想定してみましょう。
その後も気管支喘息の定期通院は続いていますが、最近は大きな発作がなく、治療内容にも変化があります。
この方が再び医療保険を検討するとき、前回と同じ結果になると決めつけることはできません。
ただし、症状が落ち着いているという理由だけで、今回は加入できると判断することもできません。
これは説明用の想定例であり、実際のお客様の申込結果や加入事例ではありません。
今回の記事では、初めて医療保険を申し込む方ではなく、過去に引受不可などの結果を受けた方が、次の申込みを考える前に何を確認するかに絞って説明します。
まず前回の医療保険の診査結果を確認する
「断られた」と感じても結果は同じとは限らない
前回の申込みについて、最初に確認したいのは、保険会社からどのような通知を受けたかです。
「加入できなかった」という経験でも、実際の経緯は異なる場合があります。
| 前回の状況 | 今回確認したいこと |
|---|---|
| 引受不可の通知を受けた | 通知内容と申込時期 |
| 特別条件を提示された | 提示された条件と申込みを見送った理由 |
| 告知内容について追加確認があった | 最終的な診査結果と手続きの状況 |
| 申込手続きを途中でやめた | 正式な引受判断が行われたか |
特に注意したいのは、特別条件が提示されたケースです。
保障の一部に条件が付いたため申込みを見送った場合と、保険会社が契約を引き受けられないと判断した場合は、同じではありません。
また、告知内容について追加の確認を求められただけで、正式な診査結果が出ていないことも考えられます。
記憶だけで判断せず、前回の通知や申込控えを確認しましょう。
引受不可の理由を自分で決めつけない
「ぜんそくの薬を使っていたから断られた」
「入院歴があったから難しかったのだろう」
そのように考える方もいるかもしれません。
しかし、実際の引受判断では、告知された健康状態や傷病歴などについて、保険会社が独自の基準で判断します。
引受不可となった理由について、申込者が詳細な説明を受けられるとは限りません。
また、前回の申込みで喘息以外の健康状態を告知していた場合、どの項目がどのように判断されたかを外部から推測することもできません。
そのため、再申込みを考えるときは、特定の理由を決めつけず、前回の告知内容全体を整理することが大切です。
前回の申込書と通知を探してみる
可能であれば、次の資料を確認しましょう。
- 前回の申込日が分かる書類
- 告知書やWeb申込内容の控え
- 引受結果のお知らせ
- 特別条件が提示された場合の案内
- 当時のお薬手帳や通院記録
すべての資料が残っている必要はありません。
まずは手元で確認できる範囲から整理してください。
過去の申込内容が分からない場合は、当時の取扱窓口などへ確認できる事項があるか問い合わせる方法もあります。
なお、保険会社によって資料の保存状況や回答可能な範囲は異なります。
前回の申込みから何が変わったかを整理する
発作の状況に変化があったか
再申込みを検討するとき、前回からの経過を整理することは重要です。
例えば、前回申し込んだ頃には発作が繰り返し起きていたものの、その後は症状が落ち着いているケースがあります。
反対に、前回より発作が増えているケースもあります。
確認したいのは、次のような情報です。
- 前回の申込時期
- その頃の発作の頻度
- 最後に発作が起きた時期
- 発作による医療機関の受診
- 救急受診や入院の有無
最近発作がないことは、現在の状況を整理するための情報の一つです。
ただし、発作がない期間が長ければ必ず加入できるというわけではありません。
前回と現在の状態を事実に沿って比較することが大切です。
通院や吸入薬の状況に変化があったか
気管支喘息では、症状の状態に応じて吸入薬などによる治療が行われます。
日本呼吸器学会は、症状が見られないときでも気道の炎症が続いている場合があり、継続的な治療が重要であることを説明しています。
そのため、吸入薬を使用している事実だけで、重症か軽症かを判断することはできません。
再申込み前には、前回と今回の治療状況を分けて整理しましょう。
| 確認項目 | 前回の申込時 | 現在 |
|---|---|---|
| 通院状況 | 当時の受診頻度 | 現在の受診頻度 |
| 吸入薬 | 薬の種類と使用状況 | 現在の処方内容 |
| 発作 | 発作の時期と頻度 | 最近の発作状況 |
| 入院・救急受診 | 過去の経験 | その後の新たな受診 |
| 今後の治療予定 | 当時の予定 | 現在の予定 |
この比較表は、加入できるかどうかを判定するためのものではありません。
保険会社の告知事項に回答する前に、事実関係を整理するためのものです。
また、保険への加入を目的として自己判断で薬を減らしたり、通院を中止したりすることは避けてください。
治療方針は主治医と相談して決める必要があります。
状態が変わっていなくても再検討はできる?
前回から通院や服薬の状況があまり変わっていない方もいるでしょう。
その場合でも、通常型医療保険の検討自体が不可能と決まるわけではありません。
保険会社や商品によって告知事項・引受基準が異なる場合があります。
ただし、別の商品であれば必ず加入できるという意味ではありません。
また、前回と同じ保険会社に再申込みする場合も、申込みを受け付けるかどうかや引受条件について、事前に確認が必要な場合があります。
再申込みは「前回の判定を覆す手続き」ではなく、今回の申込内容に対して改めて引受判断を受けることだと考えると整理しやすくなります。
前回の申込み内容と、その後の治療経過が整理できたら、今回の医療保険の告知事項を確認しましょう。前回の結果を隠さず、質問された事項に正確に回答することが大切です。
前回の診査結果と現在の治療状況を整理できたら、通常型医療保険の告知事項や申込条件を確認してみましょう。再申込みの引受結果は個別に判断されます。

再申込み時の告知で確認したいポイント
前回の告知内容をそのまま使わない
過去の申込みで作成した告知書が手元に残っている場合でも、その回答をそのまま今回の申込みに転記することは避けましょう。
前回から時間が経過していれば、告知の対象期間や健康状態が変わっている可能性があります。
また、別の商品では質問内容が異なる場合があります。
例えば、前回は通院中だった方が、現在も通院しているとは限りません。
反対に、前回の申込み後に新たな治療や入院を受けていることもあります。
再申込みでは、今回の質問文を最初から読み直し、現在の事実に基づいて回答してください。
前回断られたこと自体は告知する?
過去に保険の申込みを断られたことがある場合、その事実を必ず記入するのか疑問に思うかもしれません。
ここで重要なのは、今回の保険会社が何を質問しているかです。
過去の保険申込みについて質問される場合は、質問の対象となる事実を正確に回答する必要があります。
一方で、すべての医療保険で過去の引受結果について同一の質問が設けられているわけではありません。
したがって、「前回断られたことは必ず書く」「聞かれていないから絶対に不要」と一律に判断することは避けましょう。
申込画面や告知書、その他の質問項目を確認してください。
代理店への口頭説明だけでは告知にならない
生命保険文化センターによると、生命保険会社の営業職員や保険代理店の担当者には、原則として告知受領権がありません。
そのため、相談中に「以前、喘息で医療保険に断られました」と説明していても、それだけでは正式な告知になりません。
告知書やWeb申込画面など、保険会社の指定する方法で回答する必要があります。
また、前回の申込内容に誤りがあった可能性に気づいた場合は、今回の申込みでも同じ回答を繰り返さず、事実を確認しましょう。
必要に応じて保険会社の窓口へ相談することが大切です。
保険会社によって診査結果が異なることはある?
保険会社や商品によって引受基準が異なることがあるため、異なる結果になる可能性はあります。
ただし、前回引受不可だったという事実だけでは、今回の診査結果を予測できません。
また、通常型医療保険への申込みを検討する場合でも、特別条件が付くことや引受不可となることがあります。
診査結果を確認したうえで、希望する保障を確保できるか判断しましょう。
断られた後に医療保険を選ぶ順番
まず通常型医療保険を検討する
気管支喘息のある方が医療保険を検討する際の全体像については、ぜんそくでも医療保険に入れる?安心のポイントと賢い選び方を徹底解説でも紹介しています。今回の記事では、過去に引受不可などの結果を受けた方の再申込みに絞って確認します。
一度引受不可となったからといって、すべての通常型医療保険を検討対象から外す必要はありません。
生命保険文化センターでは、健康状態や傷病歴によって通常条件、特別条件付き、引受不可などの判断が行われることを説明しています。
前回の診査結果を踏まえつつ、現在の治療状況や今回の商品の告知事項を確認することが大切です。
通常型を検討するときは、加入可否だけでなく、次の点も確認しましょう。
- 入院給付金の保障内容
- 手術給付金の支払条件
- 保障期間
- 保険料
- 特別条件が付く場合の内容
申込みが可能であっても、希望する保障内容と合わなければ、十分な備えにならない場合があります。
通常型が難しい場合は別の選択肢も考える
通常型医療保険で希望する契約条件が得られない場合には、引受基準緩和型医療保険などを比較する方法があります。
引受基準緩和型は、一般的に告知項目が少なく設定されている商品があります。
一方、通常型と比較して保険料が割高になる傾向があり、商品ごとに保障内容や引受条件も異なります。
緩和型であれば必ず加入できるというわけではありません。
また、どの選択肢でも、告知内容を正確に回答する必要があります。
大切なのは、「前回断られたから、次は何でもよい」と考えないことです。
希望する保障、負担できる保険料、加入条件を確認して検討しましょう。
再申込みを急ぐ必要があるか考える
医療保険への加入を考えるとき、再申込みを急ぎたい気持ちになることもあるでしょう。
ただし、通院記録や告知内容が整理できていない場合は、まず必要な情報を確認することが大切です。
特に、次のような場合は確認事項が増える可能性があります。
- 最近発作が起きた
- 治療内容が変更された
- 入院や救急受診をした
- 検査を受けて結果待ちである
- 前回の告知内容を思い出せない
これらに該当することだけで申込みを諦める必要はありません。
ただし、申込時点で質問されている事実を正確に伝えることが重要です。
また、過去の診査結果だけを理由に一定期間待つことで、必ず条件が改善するとは限りません。
申込時期について一律の答えはなく、現在の治療状況と保険会社の条件を確認しながら判断しましょう。
前回の申込結果、現在の治療歴、今回の告知事項を照合できたら、改めて医療保険の申込条件を確認できます。加入できるかどうかを決めつけず、保障内容も含めて検討してください。
前回の診査結果と現在の治療状況を整理できたら、通常型医療保険の告知事項や申込条件を確認してみましょう。再申込みの引受結果は個別に判断されます。
よくある質問
Q.気管支喘息で医療保険を一度断られたら、もう申し込めませんか?
一度引受不可となった場合でも、将来のすべての申込みが不可能になるわけではありません。
再申込みが可能かどうか、どのような条件で引き受けられるかは、保険会社や商品、現在の健康状態などによって異なります。
Q.前回と同じ保険会社に再申込みできますか?
再申込みの取扱いは保険会社や商品によって異なります。
前回の申込結果や現在の状況を整理したうえで、申込みを受け付けてもらえるか確認しましょう。
同じ保険会社だから必ず前回と同じ結果になるとは断定できませんが、結果が変わるとも保証できません。
Q.別の保険会社なら加入できる可能性がありますか?
可能性はあります。
ただし、各社の引受基準は異なり、個別の診査によって判断されます。
別の保険会社であれば必ず加入できるという意味ではありません。
Q.発作がなくなれば再申込みできますか?
発作がないことは、現在の健康状態を整理するための情報の一つです。
ただし、通院や服薬の継続状況、入院歴なども含めて確認する必要があります。
発作がないことだけで、加入できると決まるわけではありません。
Q.前回断られた事実は新しい申込みでも伝える必要がありますか?
今回の申込書や告知書などで質問されている場合は、該当する事実を正確に回答してください。
質問事項や対象期間は商品によって異なるため、実際の書類を確認する必要があります。
まとめ|一度断られても前回と今回を分けて考えましょう
気管支喘息で医療保険への加入を一度断られた場合でも、それだけで今後のすべての申込みが不可能になるわけではありません。
ただし、再申込みで必ず加入できるという保証もありません。
大切なのは、前回の結果と現在の状況を整理することです。
確認したいのは、次の5つです。
- 前回は引受不可だったのか、別の結果だったのか
- 前回の申込日と告知内容はどうだったか
- その後の発作・通院・服薬に変化があるか
- 今回の告知書では何を質問されているか
- 希望する保障と契約条件を満たす医療保険があるか
一度の診査結果だけで、医療保険の検討を終わらせる必要はありません。
一方で、理由を推測したり、告知内容を省略したりして再申込みすることは避けましょう。
現在の健康状態を正確に整理し、ご自身が納得できる保障を検討していくことが大切です。
前回の申込結果と現在の通院・服薬状況を整理できたら、通常型医療保険の告知事項と保障内容を確認してみましょう。今回の引受判断は、保険会社の正式な診査結果で確認する必要があります。
前回の診査結果と現在の治療状況を整理できたら、通常型医療保険の告知事項や申込条件を確認してみましょう。再申込みの引受結果は個別に判断されます。
本記事の相談場面は説明のための想定例であり、実際のお客様の申込結果や保険会社の引受判断を示すものではありません。
本記事は2026年10月11日時点で確認した公開資料をもとに作成しています。
具体的な加入条件、保障内容、保険料、特別条件については、申込先の保険会社が提供する契約概要、注意喚起情報、約款などをご確認ください。
参考資料・出典
執筆者プロフィール

-
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。
最新の投稿
医療保険2026年10月12日胆石症で無症状・経過観察中でも医療保険に入れる?検査歴と告知の確認点
医療保険2026年10月12日胆石症で手術予定があると医療保険に入れる?告知と保障開始の注意点
医療保険(緩和型)2026年10月11日糖尿病で緩和型医療保険を選ぶには?入院・手術保障と保険料の確認
医療保険(緩和型)2026年10月11日糖尿病で合併症がある場合の緩和型医療保険|告知と保障の確認
