糖尿病で医療保険に断られたら?緩和型を検討する前の4確認

40代女性

私は30代から糖尿病の治療を始めてます。
先日、医療保険を申し込んだんですが、保険会社にお断りされてしまいました。
医療費が心配なので医療保険にはいりたいのですが、私でも加入できる医療保険はありますか?

社長さん

ご安心ください
ご加入出来る医療保険はありますよ
『糖尿病』治療中の方は一般的な医療保険へのご加入は難しいですが。
ご加入しやすい『引受基準緩和型の医療保険』という医療保険があります。
本日は『引受基準緩和型の医療保険』についてご案内をさせていただきますね

結論|一度断られても、すべての医療保険に入れないとは限りません

糖尿病の治療中に医療保険を断られても、ほかの医療保険まで加入できないと決まったわけではありません。

まずは前回の申込結果、告知内容、現在の治療状況、必要な保障の4つを確認しましょう。

そのうえで、通常型の医療保険を再検討するか、引受基準緩和型医療保険を候補にするかを整理します。

引受基準緩和型でも加入が保証されるわけではなく、保険会社・商品ごとの条件確認が必要です。

はじめに|糖尿病で医療保険を断られたら

「糖尿病で通院しています。医療保険を申し込んだのですが、断られてしまいました」

「もう、入れる医療保険はないのでしょうか」

このような疑問を持つ方もいるでしょう。

入れるほけんの白石です。

一度申込みが見送りになると、次の保険も難しいのではないかと考えがちです。

しかし、同じ糖尿病の治療中でも、治療状況や申込先によって確認する事項は異なります。

最初に考えたいのは、次にどの商品へ申し込むかではありません。

前回の申込みと現在の健康状態を、正しく整理することです。

この記事では、通常型医療保険で加入が見送りになった方に向けて、次に進むための確認手順を解説します。

まだ医療保険に申し込んでいない方は、糖尿病でも医療保険に入れる?服薬・インスリン治療中の告知と加入条件で、最初の加入検討について確認できます。

医療保険に断られた後に確認したい4つのこと

医療保険への申込みが見送りになった場合、次の4つを順番に整理します。

1.前回の申込結果を確認する

まず、どの医療保険へ申し込んだのかを確認します。

手元に申込控えや結果通知があれば、次の情報を整理しましょう。

  • 申込先の保険会社と商品
  • 通常型か引受基準緩和型か
  • 申込みをした時期
  • 申込み時点の健康状態
  • 通知された申込結果

確認したいのは、どの申込みが、どのような結果になったのかということです。

通常型医療保険の申込みが見送りになったとしても、ほかの商品が必ず同じ判断になるわけではありません。

反対に、別の商品なら必ず加入できるともいえません。

通知に詳しい理由が書かれていない場合は、申込先へ確認できる範囲を問い合わせましょう。

審査上の理由がすべて開示されるとは限りません。

まずは確認できた事実だけを整理してください。

2.前回の告知内容を確認する

次に、申込み時の告知を確認します。

保険の告知は、健康状態や過去の傷病歴などについて、保険会社が求める事項へ正確に回答するものです。

金融庁も、告知書には事実を正確に回答する必要があると案内しています。

糖尿病の治療中であれば、質問内容に応じて次の情報を整理します。

  • 糖尿病と診断された時期
  • 現在の服薬や治療方法
  • 通院と検査の状況
  • 入院や手術の履歴
  • 糖尿病以外の病気や治療歴

申込控えや告知書控えがある場合は、実際の質問と回答を照らし合わせます。

なお、代理店へ病歴を口頭で伝えただけで、正式な告知が完了するわけではありません。

告知は保険会社の指定する方法で行う必要があります。

過去の申込結果について質問がある場合も、質問文に沿って正確に回答してください。

3.現在の治療状況を確認する

前回の申込みから、健康状態が変わっている場合もあります。

現在の状況を整理するため、次のような資料を手元に用意します。

確認資料確認する内容
お薬手帳薬の種類・服薬状況
検査結果検査内容・受診日
診療明細通院・治療の履歴
入退院関係の書類入院や手術の時期
受診予約の記録今後の検査・診察予定

すべての資料を保険会社へ提出するという意味ではありません。

告知書の質問へ正しく回答するための準備です。

例えば、糖尿病の治療を継続していても、直近に入院や手術があった場合には確認事項が変わります。

また、医師から今後の入院・手術・検査を勧められているかも、商品の質問内容によって重要になります。

HbA1cなどの数値だけで加入可否を判断することはできません。

検査結果は、あくまで告知に必要な事実を確認する資料として扱います。

保険の申込みを目的として、医師の指示に反して服薬や治療を中断しないでください。

4.必要な保障と保険料を確認する

加入できる可能性がある保険を見つけても、そこで確認を終えないようにしましょう。

大切なのは、加入した保険が必要な保障を備えているかということです。

確認したい項目は次のとおりです。

  • 入院給付金の金額
  • 手術給付金の支払条件
  • 1回の入院での支払限度
  • 保障が続く期間
  • 契約当初の保障制限
  • 毎月の保険料と払込期間

引受基準緩和型医療保険は、一般に通常型より保険料が高くなる傾向があります。

商品によっては、契約当初の給付額に制限が設けられている場合もあります。

また、契約前からの病気が保障されるかについても、具体的な支払条件を確認する必要があります。

「加入できる」という理由だけでなく、保障と負担のバランスを考えましょう。

通常型と引受基準緩和型はどちらを確認する?

通常型を再検討する余地がある場合

生命保険文化センターは、健康状態に不安があっても、まず通常型の医療保険を確認する考え方を案内しています。

前回の申込みが見送りになっても、異なる商品で検討できる余地があるかは、個別に確認する必要があります。

ただし、何度も申し込めば加入できるという意味ではありません。

前回の告知内容と現在の治療状況を整理してから、申込先の条件を確認しましょう。

引受基準緩和型を検討する場合

引受基準緩和型医療保険は、一般的な医療保険より健康状態に関する告知項目を限定した商品です。

生命保険文化センターでは、告知項目を3〜5項目程度に限定した商品例を紹介しています。

ただし、すべての商品が同じ質問内容ではありません。

例えば、次のような項目が質問される場合があります。

  • 最近、医師から入院や手術を勧められたか
  • 過去の一定期間に入院や手術をしたか
  • 一定期間に特定の病気で診察・治療などを受けたか

対象期間も質問内容も、商品によって異なります。

糖尿病という病名だけで、加入できるかを判断しないことが大切です。

判断に迷ったときの整理方法

次の順番で整理すると、考えやすくなります。

現在の状況次に確認すること
前回の結果しか分からない申込控え・結果通知
前回から治療状況が変わった現在の告知事項
通常型の可能性を確認したい申込先の告知・引受条件
緩和型を候補にしている告知項目と保障条件
保険料が負担になりそう保障内容と継続可能な保険料

ここで一つに決める必要はありません。

まずは、自分がどの段階にいるのかを整理してください。

前回の申込結果と現在の治療状況を整理できたら、引受基準緩和型医療保険の告知項目、保障内容、保険料を確認し、ご自身の状況に合うか検討してみましょう。

緩和型医療保険を選ぶときの注意点

保障対象になる病気を確認する

糖尿病の治療中で医療保険へ申し込む場合、気になるのは、契約前からある病気についても保障を受けられるかという点でしょう。

生命保険文化センターは、契約前からの病気の悪化や再発による入院・手術が支払対象となる商品例を紹介しています。

一方、契約前に医師から勧められていた入院・手術などについては、支払対象外となる例もあります。

そのため、糖尿病による入院や手術が保障されると、商品を確認せずに決めつけないことが大切です。

契約概要、注意喚起情報、約款などで支払条件を確認してください。

保障開始直後の条件を確認する

引受基準緩和型医療保険には、契約当初の一定期間、給付金額が制限される商品があります。

例えば、一定期間は給付金額が減額されるタイプです。

すべての商品に同じ制限があるわけではありません。

申込み前に、保障開始日と給付条件を確認しておきましょう。

保険料を継続できるか確認する

引受基準緩和型は、通常型より保険料が高くなる場合があります。

希望する保障をすべて付けると、家計に対する負担が大きくなることもあるでしょう。

医療保険は、加入すること自体が目的ではありません。

無理なく継続できる保険料と、必要な保障のバランスを確認してください。

すでに医療保険へ加入している方は、新しい契約だけを見るのではなく、現在の保障も確認します。

糖尿病治療中で医療保険を追加したい40代女性|既契約を残して確認する5項目では、既契約を残して保障を追加する場合の考え方を解説しています。

申込み前に確認しておきたい最終チェック

前回の医療保険で見送りになった場合は、次の項目をもう一度確認しましょう。

  • 前回の申込結果を確認した
  • 前回の告知内容を整理した
  • 現在の治療・服薬状況を確認した
  • 入院・手術・検査の予定を整理した
  • 希望する保障内容を確認した
  • 保険料が継続可能か検討した
  • 契約当初の給付条件を確認した

このように整理すると、次の申込みで何を確認すればよいかが具体的になります。

一度断られたという結果だけで、すべての医療保険をあきらめる必要はありません。

一方、引受基準緩和型なら必ず加入できると考えることも避けましょう。

現在の健康状態、告知項目、保障内容をそれぞれ確認することが、次の選択肢を検討する出発点です。

よくある質問

Q.糖尿病で一度断られたら、別の医療保険も無理ですか?

必ずしもそうではありません。

保険会社や商品によって引受条件が異なるため、ほかの医療保険まで同じ結果になるとは限りません。

前回の申込みと現在の健康状態を整理し、個別に確認してください。

Q.緩和型なら糖尿病の治療中でも入れますか?

加入できる場合はありますが、必ず加入できるわけではありません。

引受基準緩和型にも告知項目があり、条件は商品ごとに異なります。

Q.前回断られたことも告知する必要がありますか?

実際に申し込む商品の質問内容によります。

過去の申込結果を尋ねる質問がある場合は、その内容へ正確に回答してください。

質問の意味が分からない場合は、申込先に確認しましょう。

まとめ|断られた後は4つの確認から始めましょう

糖尿病の治療中に通常型医療保険への申込みが見送りになっても、それだけですべての医療保険へ加入できないと決まるわけではありません。

まず、前回の申込結果、告知内容、現在の治療状況、必要な保障と保険料を整理しましょう。

そのうえで、通常型を再検討する余地があるか、引受基準緩和型を確認するかを考えます。

引受基準緩和型では、告知項目が限定される一方、保険料や契約当初の保障条件にも注意が必要です。

加入できるかだけでなく、必要な保障が得られるかまで確認してください。

一度の見送りを最終的な結論にせず、現在の状況から次の選択肢を検討することが大切です。

申込結果と治療状況を確認できた方は、引受基準緩和型医療保険の告知内容と保障条件を比較し、ご自身に必要な保障を選べるか確認してみましょう。

本記事では、個人を特定できる病歴・契約情報を掲載していません。相談場面は一般的な確認手順として構成しています。

情報基準日:2026年10月11日

本記事は保険に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の保険会社・商品への加入を推奨するものではありません。

具体的な加入条件、保険料、保障範囲、給付条件については、契約概要、注意喚起情報、約款および告知書等をご確認ください。

参考資料・出典

執筆者プロフィール

(株)ライフ・アート谷口
(株)ライフ・アート谷口
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。