40代女性のご相談、糖尿病を治療中でも医療保険に入れますか?

40代女性

最近、糖尿病と診断されて治療中ですが、医療保険に加入したいと思っています。
現在、糖尿病治療中の私でも医療保険に加入出来ますか?

糖尿病治療中でも医療保険に加入できる可能性

まずは答えから・・・

糖尿病の治療中でも、医療保険加入の可能性は
十分にあります


保険会社が重視する主な点は

①HbA1Cの数値
②手術歴(回数)・入院歴

③その他

特に①②は重要視されます

しかし、判断基準は保険会社によって異なり、
個々の健康状態や治療状況も考慮されます

上記①が『良好』
②が『ないです』という方は
十分に可能性がありますので
早速『おすすめ医療保険一覧』から
お見積りに移ってください


また、上記①②が『あまりよくありません』『あります』
という方の中でも
・過去5年の一部の病歴・入院・手術
・直近2年の入院・手術の有無
・3か月以内の入院・手術の案内の有無
・その他
に該当しないは方は下記の
『医療保険(緩和型)一覧』からお見積りに移ってください


もちろん上記の2つは一例です。
保険会社や商品ごとにご加入に関する条件は
異なります。

もっと詳しく知りたい皆さまは
最後までおつきあいください

本投稿をご覧いただいた方が
ご自身でご自身の保険を設計し
納得の1件にご加入いただけることを
願っております。

40代女性のご相談、糖尿病を治療中でも医療保険に入れますか?

ご相談者さま情報

今回ご相談いただいたのは、以下のような状況の30代女性です

  • 年齢:40代後半
  • 職業:一般企業の事務員
  • 現在の医療保険:30代後半で加入した医療保険
    (入院日額5,000円程度)
  • 4年前に糖尿病の診断をされる
  • 健康状態:糖尿病の治療以外病院で通院実績はない
    また糖尿病に関連する数値以外は特に異常なし
  • 投薬治療のみで、手術や入院の経験なし
  • 最近の血液検査ではHbA1Cは6.5程度でで安定している
  • 血糖値も125㎎/dl前後で安定している
  • 家族構成:夫婦2人
  • 加入希望の保険:現在加入の医療保険に追加で加入することで
    入院日額を増やし、トータルの医療保障を充実させる
    (入院日額合算10,000円以上、先進医療特約付加など)

相談者様は、現在加入している医療保険では
保障額が小さく、治療中の糖尿病の治療や将来の
医療費負に対して不安を感じています。
そのため、追加で医療保険に加入することにより
不安なく将来の医療費に備えたいと考えていますが、
現在、糖尿病の治療中であることから、新たな保険に
加入できるかどうか心配されています。

糖尿病とは

糖尿病について詳しく説明しておきましょう。

糖尿病の概要

  • 体の中で血糖値を調整するホルモン、インスリンの働きが悪くなる病気です
  • 血液中の糖分(ブドウ糖)が高くなりすぎてしまう状態が続きます
  • 1型と2型があります1型は体がインスリンを作れなくなる病気です
    2型は、インスリンの効きが悪くなったり、十分に作れなる病気です
  • 遺伝的な要因と、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が関係しています
  • 世界中で患者さんが増えていて、現代の大きな健康問題の一つになっています

    主な症状

    • 初めのうちは、あまり症状がなくて気づきにくいことがあります
    • 喉が渇いてよく水を飲む、おしっこの回数が増える、お腹がすいて
      食べる量が増えるなどが特徴的な症状です
    • 体重が減ったり、疲れやすくなったり、目がかすんだりする
      こともあります
    • 皮膚が乾燥してかゆくなったり、ちょっとした傷の治りが
      遅くなったりします

    診断方法

    糖尿病の診断は、主に以下の方法で行われます:

    • 朝起きてすぐの空腹時に血液検査をして、血糖値が
      126mg/dL以上だと糖尿病の可能性があります
    • ブドウ糖を飲んでから2時間後に血糖値を測る検査もあり、
      200mg/dL以上だと糖尿病と診断されます
    • 食事の時間に関係なく血糖値を測って、200mg/dL以上
      あれば糖尿病が疑われます
    • おしっこの検査で、糖分や蛋白質が出ていないかも確認します
    • これらの検査を組み合わせて、総合的に判断して診断が下されます

    治療法

    糖尿病の主な治療法は以下があります

    • バランスの良い食事を心がけ、特に糖質(炭水化物)の
      取り過ぎに注意します
    • 定期的に運動をして、体を動かす習慣をつけることが
      大切です
    • 症状や状態に応じて、お薬を飲んだり、インスリン注射を
      したりします
    • 自分で血糖値を測る機械を使って、日々の血糖値の変化を
      確認します
    • タバコを吸わない、お酒を控えめにする、ストレスをためないなど、
      生活習慣全体を見直します
    • 定期的に病院に通って、合併症がないかチェックしてもらいます
    • 糖尿病についてよく学び、自分で上手に管理できるようになることが
      大切です

    予後と経過

    • きちんと管理すれば、多くの方が普通の生活を送ることができます
    • 早めに見つけて治療を始めると、深刻な合併症を防ぐことができます
    • ただし、一度糖尿病になると完治は難しいので、生涯にわたって
      付き合っていく必要があります
    • 目、腎臓、神経、心臓など、体のいろいろな部分に合併症が起こる
      可能性があるので注意が必要です
    • 定期的に検査を受けて、生活習慣を改善することで、合併症を
      防いだり進行を遅らせたりできます
    • 自分で病気と上手に付き合う努力と、お医者さんや看護師さんとの
      協力が、長い目で見た健康に大切です

    参考【厚生労働省 ℮ーヘルスネット】

    バセドウ病|一般の皆糖尿病 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)様へ|日本内分泌学会 (j-endo.jp)

    ご相談者様の治療の状況

    現在に治療状況は食事と運動を日課にしている
    毎月の血液検査の結果によっては期間を決めての
    投薬治療

    ご相談者様は医療保険に入れるの?

    冒頭に記載の通り

    糖尿病の治療中でも、いずれかの医療保険には
    加入の可能性は十分にあります

    保険会社が重視する主な点は

    ①HbA1Cの数値
    ②手術歴(回数)・入院歴

    ③その他


    これらの数値が良好で、入院・手術がない方は、
    一般的な医療保険にご加入出来る可能性が高くなります。



    逆に、入院回数や、手術の回数が多い方は
    もう加入できないのですか?

    というご質問をいただきますが

    そのような方も、医療保険種類によっては
    ご加入しやすい医療保険もございます

    しかし、ご加入の判断基準は保険会社によって異なり、
    個々の健康状態や治療状況も考慮されます

    詳細は次項にてご説明いたします

    糖尿病の治療中の方が加入しやすい医療保険

    数字が安定しており、入院歴(予定)・手術歴(予定)がない方

    まずは、糖尿病の治療中の方であっても
    血糖値やHbA1C等の数値が低位で安定しており、
    入院歴や手術歴がない方に関しまして、または
    入院・手術があっても、数年経過している方は
    通常の医療保険に加入いただける可能性が高いです。

    ここでいう通常の医療保険とは
    よくテレビのCMやインターネット等
    様々なメディアで見る機会が多い医療保険が
    通常の医療保険になります

    内容は、各社とも大同小異ですので
    どこの保険会社でもいいのですが
    ご自身で内容をしっかりと検討することが大切です。

    また、ご加入の際には糖尿病の治療中であることを
    正直に告知することが大切です。
    告知をしても前述の状況ですと普通にご加入いただける
    可能性が大きいです。
    告知義務を守ることで、将来トラブルを避けることができます

    通常の医療保険お見積りを御希望の方は
    下の【おすすめ医療保険一覧】へ
    お進みください


    今回は40代の方からのご相談ですので上記の
    話になりますが、糖尿病に関しては若い方の
    ご加入における査定は厳しくなる傾向です。
    そのような方は、後述の【緩和型医療保険』を
    ご検討ください

    緩和型の医療保険

    現在の糖尿病の治療について
    ・直近で入院・手術の経験がある
    ・血糖値やHbA1C等の数値が高い
    ・その他の持病もある
    といった状況の方々には『医療保険(緩和型)』
    おすすめします

    緩和型の医療保険の内容につきましては
    以下をご参照ください。

    a) 特徴

    • 持病がある方でも加入しやすいように設計された医療保険
    • 通常の医療保険に比べて加入時の診査基準が緩和されている
    • 近年、商品内容が充実してきている

    b) 主な保障内容

    • 入院給付金:通常の医療保険とほぼ同等の保障内容
    • 手術給付金:手術の等の特約も付加可能
    • 先進医療特約:付加可能
    • その他の特約:商品によって異なるが、通常の医療保険に近い特約を付けられるものも増加
    • がん特約、三大疾病特約、通院特約などの詳細内容は各保険会社HP等にてご確認ください

    c) メリット

    • 持病がある方でも比較的加入しやすい
    • 通常の医療保険で断られた場合の選択肢となる
    • 近年は保障内容が充実してきており、通常の医療保険に近い保障を得られる場合もある
    • 加入時の告知項目が少なく、簡単な手続きで加入できることが多い

    d) デメリット

    • 通常の医療保険より保険料が高くなる(1.5〜2倍程度)
    • 保険金の支払いに制限がある場合がある(例:契約後2年間は給付金額が50%になるなど)
    • 保障内容が通常の医療保険よりも限定的な場合がある

    ざっくりとお伝えしますが、緩和型の医療保険とは
    保険料は少し高くなりますが、通常の医療保険と
    遜色ない内容の医療保険にご加入いただけます

    お見積りを御希望の方は
    下記の『おすすめ医療保険(緩和型)一覧』
    からお進みください

    ご自身でお見積りをする際のご注意

    • 毎月の保険料
      毎月の保険料が家計の圧迫になるようでしたら
      せっかく加入した医療保険も解約することになります
      そうならないように、ご加入の際の毎月の保険料は
      無理なくお支払いが継続できる保険内容・保険料を
      ご検討ください
    • 保障内容と保険料のバランス
      上記とは矛盾しますが、保険料を低く抑えることだけに
      重点を置くと、保障内容が小さく、または偏る内容に
      なってしまいます。そうすると万が一の時に、期待した
      保障効果が得られないことになってしまいます
      そうならないように保障内容と保険料のバランスを
      しっかりと見極めてください
    • その他の病気のことも考慮する
      今回は糖尿病の方のことを中心に書いていますが、
      多くの方々が心配されるのはやはり『がん』です。
      せっかく医療保険のことを考える機会をもったのならば、
      がんに備える『がん保険』も検討してみるのも大切かと思います。

    まとめ

    長い説明を読んでいただき、ありがとうございます
    糖尿病の治療中でも、状況に応じて適切な医療保険に
    ご加入できることがおわかりいただけたでしょうか?

    実は、悩んでいる間に別の病気になってしまい、
    結局保険に入れなくなってしまった方もいらっしゃいます
    そう考えると、「今」が大切なタイミングかもしれません。

    「でも、本当に必要?」って思う方もいるかもしれません。
    確かに、解約はいつでもできます。
    けれど、加入できるのは健康なときだけ。
    だからこそ、必要性を感じたら、
    まずは検討してみるのはいかがでしょうか?

    特に女性の皆様は、家族のことや将来のことを考えがち。
    だからこそ、自分自身のケアも大切にしたいですよね。
    自分に合った保険を選ぶことで、きっと安心感が得られるはず。

    あなたらしい保険選びで、毎日を安心してお過ごしいただける
    素敵な未来が待っていますように!

    執筆者プロフィール

    ライフアート谷口
    ライフアート谷口
    三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
    大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。