心の病気と医療保険



ごあいさつ

本日は、当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
皆様の貴重なお時間を頂戴し、心より感謝申し上げます。

私は保険代理店の店主として、日々多くのお客様と向き合い、
保険を通じて皆様の人生に寄り添う仕事に携わっております。
このブログは、そんな日々の経験や洞察、そして保険業界の
最新トレンドをお伝えする場として開設いたしました。

近年、保険加入の方法は大きく変化し、多様化しています。
従来の対面での営業員とのやり取りに加え、インターネットを
通じて自身でお見積りや加入ができるようになりました。
この変化は、お客様にとって選択肢が広がる一方で、
適切な判断をするための情報がより重要であることを意味します。

特に、Web上での保険加入をご検討の方々に、
このブログを積極的にご活用いただければ幸いです。

オンラインでの加入は便利である反面、専門知識がないと
判断に迷うこともあるでしょう。当ブログでは、そういった方々の
不安や疑問に答え、informed decisionをサポートする情報を
提供してまいります。

保険は、私たちの人生に寄り添い、時に大きな支えとなるものです。
このブログが、皆様にとって有益な情報源となり、より良い選択の
一助となれば幸いです。

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心の病気の方の医療保険

本日の投稿は、時折ご相談をいただく、心の病気で治療中、もしくは完治後まもない方々と医療保険の話をするときの内容をご紹介します。

まず答えから言いますと
心のを治療中の皆様が通常の医療保険へご加入いただくのは非常に厳しいと言えます。

では、心の病気を罹患した・治療中の方がご加入できる医療保険が『ない』かというと、そんなことはありません。
引受基準緩和型(以後、緩和型)の医療保険であればご加入できる可能性がぐっと高くなります。

引受基準緩和型の医療保険に興味ある方は、さっそく下の『おすすめ医療保険(緩和型)』へお進みください。
もう少し私の話にお付き合いいただける方は、次の項へお進みください。

私の私見を含んだお伝えになりますので、保険のご加入を検討される際は、商品パンフレットや約款にてご確認ください。

心の病気を罹患している方が保険加入が厳しい理由

ここでは、精神疾患を罹患している方が医療保険のみならず、生命保険一般へのご加入が難しい理由を述べていきます。

まず、すべての生命保険・医療保険は『確率』で成り立ってます。
そう、お亡くなりになる確率・病気になる確率・怪我する確率・入院する確率等、保険金や給付金を受け取る可能性を計算します。
ここに確率が使われます。

その確率保険料を使って保険料を導き出すお仕事をしている方で、保険数理の専門家を『アクチュアリー』と言っています。
そのアクチュアリーが計算をして商品として設計している保険の保険料を決めて、初めて商品化できます。

逆に、現在の疾患の種類によっては、『お亡くなりになる』確率や、『入院する』等が確率で測れないケースがあります。
そいうう種類の疾患は、保険料の計算をすることが出来ません。
それが心の病気にも当てはまります。

ですので、通常の確率を使用する、通常の医療保険ではお引き受けができない、ということになります。

では、心の病気の方にお勧めできる医療保険が存在しないかと言いますと、『引受基準緩和型』という種類の医療保険であればご加入出来る可能性は高くなります。

次の項目は、精神疾患を罹患している方でもご加入いただきやすい『引受基準緩和型の医療保険』について解説します。

引受基準緩和型の医療保険とは


引受基準緩和型の医療保険の概略

緩和型医療保険は、標準的な医療保険に比べて加入条件が緩和された保険商品です。
通常の医療保険では、健康状態や既往歴によって加入を断られたり、特定の疾病の保障対象外となることがありますが、緩和型医療保険はそのような方でも加入しやすくなっています。

主な特徴として以下が挙げられます:

  1. 加入時の健康状態の診査(告知)が簡易化されています。
    質問項目が少なく、多くの場合は数項目の質問に答えるだけで済みます。
  2. 持病がある方や治療中の方でも加入できる可能性が高くなっています。
    ただし、重度の疾患や直近の場合は加入できないこともあります。
  3. 保障内容は一般的な医療保険より限定的でしたが、最新の緩和型医療保険は一般的な医療保険に遜色ない保障内容になっています。
    また、保障対象となる疾病や期間に制限がある場合があります。
  4. 保険料は通常の医療保険より高めに設定されていることが多いです。
    これは、健康上のリスクが高い方も受け入れるため、保険会社側の引き受けのリスクを反映しています。
  5. 契約後の一定期間(多くは1〜2年)は、特定の疾病や状態に対する保障が制限されることがあります。
  6. 年齢制限が緩和されており、高齢の方でも加入しやすくなっています。
    逆に、お若い方のご加入は制限されているケースもあります。

緩和型医療保険は、以下のような方々にとって特に有用な選択肢となり得ます

  • 持病があるために通常の医療保険に加入できない方
  • 過去に大きな病気や怪我の経験があり、標準的な保険の引受基準を満たせない方
  • 健康状態に不安があり、少しでも医療保障を得たい方

ただし、緩和型医療保険を検討する際は、以下の点に注意が必要です

  • 保障内容が限定的な場合があるので、必要な保障が得られるか十分に確認する
  • 保険料が割高なため、長期的な負担を考慮する
  • 待機期間中は保障が制限されるため、即時の保障が必要な場合は注意が必要
  • 他の保険商品や公的保険制度との組み合わせを検討し、総合的な保障を考える

緩和型医療保険は、健康上の理由で標準的な医療保険に加入できない方々でも医療保障を得ることが出来ます。
しかし、保障内容や条件が通常の医療保険とは少し異なるため、個々の状況や必要性を十分に検討した上で、適切な保険選択を行うことが重要です。


引受基準緩和型の医療保険の保険料

緩和型医療保険の保険料は、一般的に標準的な医療保険よりも高く設定されています。

保険料は主に以下の理由により決まります

  1. リスク評価
    健康状態に不安がある方や持病のある方も加入できるため、保険会社側のリスクが高くなります。
    このリスクを反映して保険料が高めに設定されます。
  2. 加入年齢
    多くの場合、高齢の方でも加入できるため、年齢による保険料の上昇が反映されます。
  3. 保障内容
    保障が限定的であることで、ある程度保険料を抑える効果はありますが、それでも標準的な保険よりは高くなる傾向があります。

例えば、50歳の方が月払いで加入する場合、入院日額5,000円程度の保障で月額3,000円〜8,000円程度の保険料が一般的です。
ただし、これは目安であり、実際の保険料は個々の条件や選択する商品によって大きく異なる可能性があります。

保険料負担を軽減するには、必要最小限の保障内容を選択したり、保険期間を調整したりする方法があります。

心の病気を治療中の方の医療保険のすすめ

心の病気を治療中の方への緩和型医療保険をお勧めしする理由を書いていきます。

まず、心の病気については、決して珍しいものではありません。

では、心の病気を治療中の方が緩和型医療保険に加入した方がいい理由、考えてみましょう。

  1. 健康保険だけじゃ足りないかも・・・
    公的な健康保険はありますが、入院や手術となると自己負担が大きくなることも。
    緩和型医療保険があれば、そういった時の経済的な負担を軽くできます。。
  2. 普通の医療保険は難しいことも
    心の病気を治療中ですと、標準的な医療保険に加入しづらいケースがあります。
    でも、緩和型なら比較的簡単に加入できる可能性が高いんです。
  3. ストレスによる体調不良のリスク:
    社会生活でのストレスから体調を崩しやすいこともあります。
    そんな時、医療保険があれば安心して治療に専念できます
  4. 将来の不安に備える
    20代30代は元気な時期ですが、将来のことを考えると不安になることも。
    今のうちに保険に入っておけば、それだけ将来の備えになります。
  5. 告知が簡単
    緩和型医療保険は、健康状態の告知が簡単です。
    難しい質問にたくさん答える必要がないので、ストレスが少なく加入手続きができます。
  6. 柔軟な保障内容
    緩和型医療保険は、自分のニーズに合わせて保障内容を選べることが多いです。
    必要な部分だけを選んで、無駄のない保険に加入できます。
  7. 早めの加入がお得
    若いうちに加入すると、保険料が比較的安くなります。
    20代30代のうちに加入を検討するのは、経済的にも賢明な選択かもしれません。


以上の内容をお読みいただけますと、医療保険の必要性はご理解いただけることと思います。
ご興味ある方は下の『おすすめ医療保険(緩和型)一覧』からお見積りにお進みください

まとめ

最後に、お読みいただいている皆さまへ、保険加入の大切さについてお伝えします。

皆さんは日々、社会生活でのストレスや不安を感じることが多いかもしれません。
そんな中で、将来の健康や経済的な安心を確保することは、とても重要です。

ご健康状態によっては通常の医療保険では加入が難しいケースもありますが、「緩和型医療保険」なら比較的簡単にご加入いただける可能性が高いです。
この保険は、健康状態の告知も簡単で、ストレスなく手続きができます。

緩和型医療保険をお見積りいただくとお分かりかと思いますが、保障内容も柔軟に設計できます。
入院や手術の保障はもちろん、精神科通院のサポートも含まれることがあります。
さらに、各種付帯サービスが付いている商品もあるんですよ。

20代30代の今のうちに加入すれば、将来の不安に備えられるだけでなく、比較的安い保険料で加入できるメリットもあります。

確かに、通常の医療保険より保険料は高めですが、それは皆さんの特性を理解した上での設定です。
保障内容が限定的な場合もあるので、よく確認することが大切です。

健康で充実した人生を送るためのサポートとして、緩和型医療保険を検討してみませんか?

ご自身のご健康・お体と向き合い、将来に備えることは、とても大切なことです。
公的保険だけでは不十分かもしれません。
緩和型医療保険があれば、万が一の入院や手術の際の経済的負担を軽くできます。

また、保障以外にも、様々なサポートサービスがあります。これらを上手に活用することでQOLを高めることもできます。
保険加入にはいくつか注意点もあります。待機期間があったり、すぐに使えない場合もあります。
でも、それらの条件をしっかり理解した上で加入すれば、きっと大きな安心につながるはずです。

自分らしく生きるための一つの選択肢として、緩和型医療保険を前向きに検討してみてください。
きっと、将来の自分に感謝される選択になるはずです。



心の病気とは

読者の皆様へ

心の健康と幸せな人生のために - 現代社会における精神衛生と経済的備えの重要性。
人生においては、体の健康とともに、心の健康はとても大切な資産といえます。
しかし、現在はストレスや忙しさの中で、心の病気に悩む人が年々増加しています。
心の病気は誰にでも起こりうるものであり、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、早期に適切な対処をすることで、多くの場合、回復や改善が可能です。
同時に、万が一の際の経済的な備えも、心の健康を守る上で重要な要素となっています。

心の病気の種類と症状

うつ病、不安障害、パニック障害、適応障害など、心の病気には様々な種類があります。
これらの病気は、日常生活に大きな影響を与え、仕事や家庭生活に支障をきたすことがあります。

例えば、うつ病の場合、以下のような症状が見られます:

  1. 気分の落ち込み
  2. 興味や喜びの喪失
  3. 睡眠障害
  4. 食欲の変化
  5. 疲労感や集中力の低下
  6. 自己評価の低下
  7. 自殺念慮

これらの症状が2週間以上続く場合、専門家への相談が推奨されます。早期発見・早期治療が、回復への近道となります。

心の病気がもたらす影響と経済的リスク

心の病気は、個人の生活だけでなく、家族や職場にも大きな影響を与えます。仕事の生産性低下、人間関係の悪化、そして経済的困難など、様々な問題が生じる可能性があります。

特に経済面では、以下のようなリスクが考えられます:

  1. 治療費の負担:精神科や心療内科の通院、カウンセリング、薬物療法などの費用
  2. 休職による収入減少:長期休職となった場合の給与の減少や失職のリスク
  3. 家族の負担増加:患者のケアに伴う家族の休職や収入減少
  4. リハビリテーション費用:社会復帰のためのプログラム参加費用
  5. 生活の質の低下:趣味や娯楽にかける費用の削減

これらの経済的リスクに備えるためには、健康なうちから計画的な資金準備や適切な保障制度の活用が重要です。

心の健康を守るための予防策

  1. ストレス管理:瞑想やヨガ、深呼吸など、ストレス解消法を身につける
  2. 規則正しい生活:十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がける
  3. 運動:定期的な運動は心身の健康に効果的
  4. 社会的つながり:家族や友人との良好な関係を維持する
  5. 趣味や楽しみの時間:自分を癒す活動を定期的に行う
  6. 専門家への相談:早期の段階で専門家のアドバイスを受ける
  7. 経済的備え:万が一の際に備えた貯蓄や保障制度の活用を検討する

経済的な備えの重要性

心の病気になった場合、治療費や休職による収入減少など、予期せぬ経済的負担が生じることがあります。そのため、日頃から将来に備えて経済的な準備をしておくことが大切です。

具体的な備えの方法としては:

  1. 緊急時用の貯蓄:最低でも3〜6ヶ月分の生活費を目安に
  2. 資産運用:長期的な視点での資産形成
  3. 各種保障制度の活用:医療保障、所得補償、就業不能保障などの検討
  4. ファイナンシャルプランナーへの相談:専門家のアドバイスを受けての計画立案

これらの備えがあることで、万が一心の病気になった場合でも、経済的な不安を軽減し、治療に専念することができます。

心の健康をサポートする制度や取り組み

  1. 職場のメンタルヘルスケア:多くの企業が従業員の心の健康をサポートするプログラムを導入しています。
  2. 地域の相談窓口:自治体が提供する無料or低料金の相談サービスがあります。
  3. オンラインカウンセリング:自宅からでも専門家に相談できるサービスが増えています。
  4. セルフヘルプグループ:同じ悩みを持つ人々が集まり、互いにサポートし合う場があります。
  5. EAP(従業員支援プログラム):企業が提供する従業員とその家族のための相談サービス

これらの制度を積極的に活用することで、心の健康維持や早期発見・早期治療につながります。

心の病気からの回復と再発防止

適切な治療と支援により、多くの人が心の病気から回復しています。回復後は、再発を防ぐために以下のような点に注意が必要です:

  1. 定期的なチェック:専門家との継続的な関わりを持つ
  2. ストレス管理の継続:学んだストレス対処法を日常的に実践する
  3. 生活リズムの維持:規則正しい生活を心がける
  4. サポートネットワークの活用:家族や友人、専門家のサポートを積極的に受ける
  5. 自己理解の深化:自分の傾向や限界を知り、無理をしないよう心がける
  6. 経済的安定の維持:回復後も継続的な経済的備えを怠らない

心の健康と経済的備えの相乗効果

心の健康を維持することと、経済的な備えを整えることは、互いに密接に関連しています。心の健康が保たれていれば、仕事のパフォーマンスも高く保つことができ、結果として安定した収入を得ることができます。一方で、十分な経済的備えがあれば、金銭的なストレスが軽減され、心の健康にもプラスの影響を与えます。

この相乗効果を最大限に活かすためには、以下のような取り組みが効果的です:

  1. 定期的な健康診断と経済状況の見直し
  2. ワーク・ライフ・バランスの適切な管理
  3. キャリアプランと資産形成計画の連動
  4. ストレス管理と資金管理のスキル向上
  5. 家族や信頼できる人との open な対話

結論 - 心の健康は人生の質を左右する

心の健康は、私たちの人生の質を大きく左右します。心の病気は誰にでも起こりうるものですが、適切な予防策と早期対応、そして経済的な備えがあれば、その影響を最小限に抑えることができます。

自分自身や大切な人の心の健康を守るために、日頃からの心がけと将来への備えが重要です。専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った対策を講じることで、より安心して充実した人生を送ることができるでしょう。

心の健康は、私たちの人生における最も重要な資産の一つです。この大切な資産を守り、育てていくことは、私たち一人一人の幸せな未来につながります。同時に、経済的な備えを整えることで、心の健康を脅かす可能性のある金銭的ストレスから自身を守ることができます。

今日から、心の健康に目を向け、自分自身や大切な人のために、必要な準備を始めてみませんか?心の健康維持のための習慣づくりと、将来に向けた経済的な計画立案。この二つを並行して進めていくことで、より安定した、幸せな人生を築いていくことができるはずです。

私たちは、皆様の心の健康と経済的な安心をサポートするために、様々な選択肢をご用意しています。個々のニーズに合わせた最適な保障プランや資産形成の方法など、専門家が丁寧にアドバイスさせていただきます。

心の健康と経済的な備え、どちらも欠かせない人生の基盤です。この二つを同時に整えることで、予期せぬ事態にも強く、しなやかに対応できる人生を送ることができるでしょう。

ご不明な点や詳しい情報が必要な場合は、いつでもご相談ください。皆様の心の健康と幸せな人生、そして安定した未来のために、私たちは常にここにいます。一緒に、より良い明日を創っていきましょう。

公益社団法人 日本精神神経学会

こころの病気について|公益社団法人 日本精神神経学会 (jspn.or.jp)



執筆者プロフィール

ライフアート谷口
ライフアート谷口
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。