50代からの医療保険見直し術~独身・子ども独立・夫婦二人暮らしをプロがケース別解説

- 1. はじめに(相談のきっかけ)
- 2. Aさん(52歳・子ども進学前ママ)の相談内容と背景
- 2.1. 52歳、大学生の子ども・住宅ローンありというリアル
- 2.2. 保険証券を開いてみて初めて気づいたこと
- 2.3. 本当に怖かったのは“病気そのもの”より、その後の家計
- 3. 同世代の相談でも多い「50代女性がぶつかる病気とリスク」
- 3.1. 「同世代のがんの話が一気に増えた」──女性特有のがん
- 3.2. 「血圧とコレステロールが気になってきた」生活習慣病の入口
- 3.3. 「親の介護を見て、次は自分かも…」老後と介護への不安
- 4. Aさんに提案した「保険が必要な理由」とWebで進める見直しステップ
- 4.1. 「貯金でどこまで耐えられるか」を一緒に数字で確認
- 4.2. Aさんに提案した「見直しの優先順位」
- 4.3. 営業に会わず、Webで最後まで進められる安心感
- 5. まとめ
はじめに(相談のきっかけ)
今回ご相談に来られたのは、52歳の女性・Aさん(仮名)
最初のひと言は、こうでした。
Aさん「20代のころからずっと同じ医療保険なんですが・・・
最近、保険料ばかり上がっていて、本当にこのままでいいのか不安で」
健康診断で「血圧が少し高めですね」と言われるようになったこと。
同い年の友人が乳がんで入院・手術・その後の通院治療をしている話を聞いたこと。
そして、親御さんの介護が始まり、「自分もいつか介護される側になるのかもしれない」と感じたこと。
いくつもの出来事が重なり、「この保険のままで、うちの家計は本当に守れるのかな?」という不安が一気に膨らんだそうです。
一方で、Aさんの本音はとても率直でした。
Aさん「営業の人に会うと、断れなさそうで…。ネットで調べてみても難しくて、結局よく分からないまま放置していました」
このブログでは、Aさんとの実際のやり取りをベースに、
- どんな不安を抱えた50代女性が
- どんな保険に入っていて
- どうやって“自分にちょうどいい見直し”にたどり着いたのか
を、できるだけ会話に近い形でまとめました。
独身の方、子どもが独立した方、夫婦二人暮らしの方など、同じ50代でも状況はさまざまです。
「自分に近いケース」を探しながら読んでみてください。
Aさん(52歳・子ども進学前ママ)の相談内容と背景
ここでは、Aさんの「いまの暮らし」と「加入中の保険」、そして「心の中でいちばん怖かったこと」を整理していきます。
家族構成や家計の状況、保険証券を一緒に開いて分かったことを、そのまま相談記録として書き起こしました。
読みながら「これ、ほぼ自分じゃない?」と感じたら、それはまさに見直しどきのサインです。
52歳、大学生の子ども・住宅ローンありというリアル
私「まずは、家族構成から教えていただけますか?」
Aさん「夫は会社員で同い年。子どもが1人いて、今は大学3年生です」
Aさんご夫妻は同い年の52歳。住宅ローンは残り10年ほど。
ちょうど子どもの学費がピークに向かっていくタイミングで、毎月の家計には常に緊張感があります。
貯蓄はゼロではないものの、「老後と子どものためには、できれば手をつけたくない」と考えている、まさに“堅実タイプ”の50代ママです。
Aさん「何かあったときのために…と思って貯金してきたのに、“いざとなったらここから出すしかない”と考えると、逆にすごく心細くなってしまって」
大きな贅沢をしているわけではないのに、
「一度つまずいたら、一気に崩れてしまいそう」という不安。
これは、多くの50代女性の相談で共通する“空気感”です。
保険証券を開いてみて初めて気づいたこと
私「では、いま入っている保険を一緒に見てみましょう」
Aさん「正直、内容はちゃんと分かっていなくて…。
でも、怖くてそのままにしていました」
机の上に並んだのは、
- 20代後半に加入した医療保険
- 30代前半に加入したがん保険
どちらも「昔から持っている安心枠」だった保険です。内容を確認すると、
- 入院日額5,000円(入院重視の古い設計)
- 手術給付金も、対象・金額とも今の医療から見るとやや心細い
- どちらも更新型で、50代に入ってから保険料が大きくアップ
という状態でした。
Aさん「更新のお知らせが来るたびに、“また上がるのか…”と憂うつで。
でも、自分ではどう見直していいか分からなくて」
さらに、がん保険は「入院した日数に応じて給付」を基本とする設計で、最近多い通院中心の治療や、再発・転移に備えた複数回給付は弱いまま。
「がんの治療スタイルは変わっているのに、私の保険は昔のまま」というズレが、はっきり見えてきました。
本当に怖かったのは“病気そのもの”より、その後の家計
私「Aさんがいちばん怖いと感じているのは、どんな場面ですか?」
Aさん「正直、病気そのものよりも、そのあと生活が続かなくなることです」
話をじっくり伺うと、頭の中にはこんなストーリーがぐるぐるしていました。
- 自分が長く通院することになり、パート収入が減る
- 同時に、医療費や交通費などの支出がじわじわ増える
- 親の介護費用も重なって、貯金がみるみる減っていく
- 学費やローンが払えなくなるのではないかという恐怖
Aさん「病名そのものより、“お金の心配で治療に集中できない未来”が怖いんです」
50代の相談では、この気持ちを口にされる方が本当に多くいらっしゃいます。
だからこそ、保険の見直しでは「病気の名前」だけでなく、
**“もしものとき、家計と心をどこまで守れるか”**という視点が欠かせません。
ここまで読んで「状況が自分にかなり近い」と感じた方は、
このブログの【ここに申込】からの見直しが、とても相性の良いパターンです。
同世代の相談でも多い「50代女性がぶつかる病気とリスク」

Aさんだけでなく、私のもとには多くの50代女性から相談が届きます。
その中で共通して話題に上るのが、「女性特有のがん」「生活習慣病」「介護や老後の医療費」の3つのテーマです。
この項目では、実際の相談でよく出る不安や質問をかみくだきながら、「何に備えておくと安心度が高いのか」を一緒に確認していきます。
「同世代のがんの話が一気に増えた」──女性特有のがん
Aさん「40代のころは、がんってもっと上の世代の話だと思っていたんです。
でも最近、同い年の友人の話をよく聞くようになって…」
相談の場で、乳がん・子宮がんの話題は本当によく出ます。
統計的にも、乳がんや子宮体がんの発症は40〜50代で増えてくることが分かっており、検診の「要精密検査」通知に不安で眠れなかった、という声も少なくありません。
最近の相談で多いのは、
- 入院は短くても、その後の通院治療が長く続く
- 仕事をセーブしたことで、収入が一時的に落ちる
- 乳房再建など、見た目の回復にかかる費用も気になる
といった、“長く付き合うタイプの治療”です。
私「Aさんのがん保険も『入院日数に応じた給付』が中心でしたよね。
今の治療スタイルに合わせるなら、一時金や通院への備え、再発に対応できるかどうかがポイントになります」
「入院したら保険」「退院したらおしまい」というイメージから、
「治療期間全体を支える保険」へと考え方を切り替えることが、50代女性の見直しではとても大切です。
「血圧とコレステロールが気になってきた」生活習慣病の入口
Aさん「ここ数年、健診のたびに“血圧がちょっと高めですね”・・・
と言われていて今は薬も出ていないけれど、この先が心配で」
同じように、50代の相談で増えているのが、
- 高血圧
- 糖尿病予備群と言われている
- コレステロールや中性脂肪の指摘
といった、生活習慣病の“入口”です。
すぐに入院が必要になるわけではありませんが、
- 放置すると脳卒中や心筋梗塞のリスクが上がるのでは?
- 一生薬を続けることになったら、医療費はいくらかかる?
- 将来、介護が必要になる可能性も高まる?
と、この先への不安が大きくなりがちです。
私「生活習慣病は、今からの付き合い方で未来が変わります。
だからこそ、“長く付き合う病気”をイメージしながら、ムリのない範囲で医療保険を組んでおくのがポイントになります」
Aさんも、「いきなり大病というより、少しずつ悪くなっていくイメージの方が、自分に近い気がする」とおっしゃっていました。
「親の介護を見て、次は自分かも…」老後と介護への不安
Aさん「母の介護が始まって、時間もお金もこんなにかかる・・・
と正直驚きました。いつか自分も…と思うと、怖くて」
50代になると、親の介護が現実の話として目の前に現れます。
相談では、
- 介護サービスの利用料だけでなく、交通費や細かな出費が想像以上だった
- 仕事を減らしたことで世帯収入がダウンした
- いつまで続くか分からない負担に、精神的にも疲れた
といった声がよく聞かれます。
私「Aさんの場合、“親の介護+自分の病気”が同時に来たときが一番怖い、という気持ちが強いですよね。
ここは、医療保険・介護保険・貯蓄の役割分担を決めておくと、だいぶ気持ちが楽になりますよ」
Aさんは当初、「介護保険なんて一部のお金持ちが入るものだと思っていた」と話していました。
しかし、実際の介護の大変さを見たことで、「自分の老後を守るための現実的な選択肢」として、初めて真剣に考え始めるきっかけになったのです。
Aさんに提案した「保険が必要な理由」とWebで進める見直しステップ

ここでは、Aさんと実際に行った「見直しの手順」を紹介します。
大事なのは、“全部を完璧にする”のではなく、“今のAさんにとって優先度が高いところから整える”こと。
そして、営業に会うのが負担なAさんに合わせて、「Webで情報収集~比較~申込」までをどう組み立てたのかも、具体的に書いていきます。
「貯金でどこまで耐えられるか」を一緒に数字で確認
私「まず、“貯金だけでどこまで耐えられるか”を一緒に見てみましょう」
Aさん「はい…。そこが一番怖いところです」
最初に行ったのは、ざっくりとした“もしもの数字合わせ”です。
例えば、がん治療で1年ほど通院・入院が続いた場合を仮定して、
- 医療費の自己負担
- 交通費や雑費
- パート収入が一時的に減った場合の収入減
などを合計し、「貯金だけでどこまでカバーできるか?」を一緒に計算していきました。
Aさん「こうやって見ると、“ゼロにはならないけれどギリギリまで削られそうなライン”がはっきりしてきますね」
ここで分かったのは、
**“中くらいの大きさの病気が一度あるだけで、老後と教育費のための貯金が大きく削られてしまう”**という現実でした。
だからこそ、Aさんには
「貯金を守るために、必要なところだけ保険で肩代わりする」
という考え方が、とてもしっくり来たようでした。
このブログの【ここに申込】からであれば、Aさんと同じように、
「自分の貯金で足りないところを、必要な範囲だけ保険で埋める」設計を意識した医療保険を選びやすくなっています。
Aさんに提案した「見直しの優先順位」
私「全部を一気に変える必要はありません。Aさんの状況なら、この順番で見ていきましょう」
提案した順番は、次の3つでした。
① 医療・がん保障の整理
まずは、自分自身の治療費と収入減に備える“土台”として、医療保険・がん保険を見直しました。
- 入院日額だけに頼らず、一時金+通院にも対応する設計へ
- 女性特有のがんに備える特約を追加
- 更新型で割高になっていた部分は、終身タイプに切り替え
「入院したら出る保険」から、「治療期間全体を支える保険」へと組み直したイメージです。
② 死亡保障(生命保険)のスリム化
次に、子どもが大学卒業までに必要な死亡保障額をざっくり計算し、それ以上に“かけすぎ”ている部分がないかを確認しました。
一部の定期保険を減額・解約することで、毎月数千円の保険料を削減。
その分を①の医療・がん保障と、老後の積立に回すことができました。
③ 老後・介護への備えの道筋づくり
最後に、老後の介護費用や年金の上乗せについて、介護保険・個人年金保険の使い方を説明。
「今すぐ全部入る」のではなく、「何歳ごろまでに、どのくらいの準備をしておくと安心か」という“地図”を一緒に描くことにしました。
Aさん「全部を完璧にしようとしなくていい、と言ってもらえて安心しました。
優先順位が見えたら、やることが整理できて、気持ちが軽くなりました」
営業に会わず、Webで最後まで進められる安心感
Aさん「本音を言うと、対面の営業さんは苦手で…。
でも、ちゃんと向き合わなきゃいけないのも分かっていて」
そんなAさんに提案したのは、
**“情報収集~シミュレーション~申込まで、できるところはWebで完結させる”**という方法でした。
具体的には、
- このブログのような相談記録記事で、自分に近いケースを知る
- 本サイト内のシミュレーションで、保険料の目安を確認
- 候補の商品を2〜3本まで絞って比較
- 最後はオンライン申込で完結
という流れです。
Aさん「夜、家事が一段落してから、パソコンでゆっくり読みながら考えられたのが良かったです。
分からない言葉はその場で調べられるし、誰かに急かされる感じがしなくて」
Webで進める最大のメリットは、「自分のペースで立ち止まれること」です。
対面だと“今決めなきゃ”という空気になりがちですが、画面越しなら一晩寝かせてから決めることも、家族と相談してから進めることもできます。
私「押されて決める保険より、“自分で納得して決めた保険”の方が、長く安心して続けられます。
だからこそ、このサイトのようにWebで完結できる導線は、Aさんのような50代女性と相性がいいんです」
まとめ
Aさんの相談は、多くの50代女性にそのまま当てはまるケースでした。
- 20〜30代に入ったままの古い保険
- 更新のたびに上がっていく保険料
- 同世代のがんや親の介護の話を聞いて膨らむ不安
- でも、営業に会うのは気が重くて後回し…
この状態を放置していると、いざというときに「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうかもしれません。
一方で、Aさんのように、
- 自分の不安を書き出す
- 今の保険を一度整理してみる
- 優先順位をつけて、足りないところだけ保険で補う
この3ステップを踏むだけでも、見える景色は大きく変わります。
「自分もAさんに似ている」と感じた今が、動き出すタイミングかもしれません。
このブログの【ここに申込】からであれば、営業に会わずに、ご自宅からそのまま医療保険の見直し・新規加入まで進めることができます。
不安を一つ抱えたままにせず、「今の自分にちょうどいい保障」に整えていきましょう。
執筆者プロフィール

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三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。
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