片頭痛で病院を受診するとき何を記録しておく?症状・通院・検査の整理方法

- 1. 結論|病院へ行く前は「いつ・どんな頭痛・どのくらい」を記録する
- 2. はじめに|診察室で「いつからですか?」と聞かれて困らないために
- 3. 受診前に記録したい6つのこと
- 3.1. 1.頭痛が起きた日時
- 3.2. 2.痛み方と痛む場所
- 3.3. 3.どのくらい続いたか
- 3.4. 4.頭痛以外の症状
- 3.5. 5.薬を使ったか
- 3.6. 6.日常生活への影響
- 4. 頭痛ダイアリーは完璧につけなくてもよい
- 5. 病院を受診した後は4つの情報を追加する
- 5.1. 1.受診日と医療機関
- 5.2. 2.検査を受けたか
- 5.3. 3.薬が処方されたか
- 5.4. 4.次回受診はいつか
- 6. 記録は「自分で診断するため」ではなく医師へ伝えるために使う
- 7. 病院の記録は、その後に保険を考えるときにも役立つ
- 8. FAQ
- 8.1. 頭痛は毎日記録した方がよいですか?
- 8.2. 病院へ行く前に薬の名前まで調べる必要がありますか?
- 8.3. MRIやCTの結果用紙は残した方がよいですか?
- 9. まとめ|症状・薬・受診を一つの時系列にしておく
- 9.1. 参考資料・出典
結論|病院へ行く前は「いつ・どんな頭痛・どのくらい」を記録する
片頭痛で病院を受診するときは、頭痛が起きた日時、痛み方、続いた時間、吐き気や光・音への反応、使った薬などを記録しておくと、症状を伝えやすくなります。
すべてを完璧に覚えておく必要はありません。
スマートフォンのカレンダーや簡単なメモでも構いません。
受診後は診療日、検査、薬、次回受診も追加しておくと、その後の治療経過を振り返りやすくなります。
はじめに|診察室で「いつからですか?」と聞かれて困らないために
「頭痛は何日前からですか?」
「月に何回くらいありますか?」
「吐き気はありますか?」
「薬は何を使いましたか?」
診察室で聞かれてから思い出そうとすると、意外に答えにくいものです。
入れるほけんの森川です。
片頭痛について情報を整理するとき、最初から難しい医学用語を書く必要はありません。
「火曜日の午後に頭痛」
「右側がズキズキ」
「夕方まで続いた」
「吐き気あり」
「薬を飲んだ」
という程度でも、記録が残っていることに意味があります。
日本頭痛学会も、頭痛の起きた日時、痛み方、持続時間、吐き気、光・音・匂いへの反応、使用した薬などを頭痛ダイアリーへ記録する方法を案内しています。
この記事では、病院へ行く前から受診後まで、何を残しておけば整理しやすいかを順番に見ていきます。
受診前に記録したい6つのこと
1.頭痛が起きた日時
まずは頭痛があった日を記録します。
可能なら、朝・昼・夜のどの時間帯だったかも残します。
毎回正確な時刻を計る必要はありません。
「朝起きたとき」
「仕事中の午後」
「夜寝る前」
という程度でも、後から振り返る材料になります。
頭痛がない日も分かるようにしておくと、1か月の中で何日くらい頭痛があったか確認しやすくなります。
2.痛み方と痛む場所
次に、どのような痛みだったかをメモします。
たとえば、
ズキズキする。
締め付けられる。
重い感じ。
動くとつらい。
など、自分の言葉で構いません。
右側、左側、両側、目の周辺など、痛んだ場所も覚えていれば記録します。
片頭痛は片側だけとは限らず、両側に頭痛を経験する人もいます。
「片頭痛だから右側のはず」と記録を症状へ合わせるのではなく、実際に感じた内容を書きます。
3.どのくらい続いたか
頭痛が始まってから落ち着くまでの時間も記録します。
1時間程度だったのか。
半日続いたのか。
寝るまで続いたのか。
翌日まで残ったのか。
正確に測っていなくても、分かる範囲で構いません。
頭痛の持続時間は診察時に症状を整理する材料の一つになります。
4.頭痛以外の症状
頭痛と一緒に起きた症状も記録します。
吐き気。
嘔吐。
光がまぶしく感じる。
音がつらい。
匂いが気になる。
などです。
片頭痛では、吐き気や光・音などへの過敏を伴うことがあります。
症状がなかった場合も、無理に追加する必要はありません。
5.薬を使ったか
頭痛が起きたときに薬を使用した場合は、分かれば薬名を記録します。
何時ごろ飲んだか。
薬を飲んだ後にどうなったか。
も分かる範囲で残します。
日本頭痛学会の頭痛ダイアリーでも、使用した薬剤名と効果を記録する形式になっています。
薬名が分からなければ、お薬手帳や薬袋を確認できます。
6.日常生活への影響
「仕事を休んだ」
「家事を途中でやめた」
「横になった」
「学校を休んだ」
「予定はこなせた」
など、生活への影響も記録します。
頭痛の強さを数字だけで表すより、「何ができなかったか」を残した方が自分でも振り返りやすいことがあります。
日本頭痛学会の頭痛ダイアリーにも、日常生活への影響を記録する項目があります。
頭痛ダイアリーは完璧につけなくてもよい
頭痛を記録すると聞くと、
「毎日細かく書くのは大変そう」
と感じるかもしれません。
最初はスマートフォンのカレンダーでも構いません。
頭痛があった日に印を付けます。
その横へ、
「午後・強め・吐き気・薬あり」
など数語を残します。
慣れてきたら、頭痛日記や専用の記録表を利用してもよいでしょう。
日本頭痛学会は、頭痛の記録が自分の頭痛の傾向を知ることや、医師へ情報を伝えるために役立つと案内しています。
大切なのは、きれいな記録を作ることではありません。
診察時に「最近どうでしたか」と聞かれたとき、実際の症状を振り返れる状態にしておくことです。
病院を受診した後は4つの情報を追加する
1.受診日と医療機関
病院へ行ったら、その日付を残します。
複数の医療機関へ行った場合は、どの病院だったかも分かるようにします。
診療明細や領収書を保管しておけば、後から日付を確認できます。
2.検査を受けたか
MRIやCT、血液検査などを受けた場合は、検査日を記録します。
その日に結果説明まで受けたのか。
別の日に結果を聞く予定なのか。
追加検査を勧められているのか。
ここも分けておくと、現在どこまで診療が進んでいるか分かりやすくなります。
3.薬が処方されたか
薬が処方された場合は、お薬手帳を保管しておきます。
薬名を自分で書き写す方法もありますが、お薬手帳を残しておけば確認しやすくなります。
薬が変更された場合も、以前の記録を捨てずに残しておくと経過を追いやすくなります。
4.次回受診はいつか
最後に確認したいのが次回の予定です。
1か月後。
3か月後。
半年後。
症状が出たら受診。
検査結果を聞くために再診。
など、医師から受けた説明をメモします。
「今は病院へ行っていない」と思っていても、次回予約が残っている場合があります。
予約票やスマートフォンのカレンダーへ記録しておきましょう。
記録は「自分で診断するため」ではなく医師へ伝えるために使う
症状を詳しく記録しても、その記録だけで自分の頭痛の種類を決める必要はありません。
記録の目的は、
いつ起きたか。
どんな症状だったか。
どの程度生活へ影響したか。
薬をどう使ったか。
という事実を医師へ伝えやすくすることです。
日本頭痛学会は、頭痛ダイアリーを使って頭痛の起こり方を記録することを、片頭痛診療の原則の一つとして紹介しています。
一方、これまで経験したことのない強い頭痛や、いつもの頭痛とは明らかに異なる症状などがある場合は、記録を完成させることより医療機関への相談を優先してください。

病院の記録は、その後に保険を考えるときにも役立つ
この記事の目的は、医療保険へ申し込むために頭痛を記録することではありません。
まず診察と治療に使える記録を残すことが目的です。
ただし、受診日、検査日、薬、次回受診といった情報を残しておくと、後になって医療保険を検討するときにも役立ちます。
たとえば、
現在も定期通院中なのか。
薬を使用しているのか。
検査結果待ちなのか。
経過観察中なのか。
治療が終了しているのか。
を整理しやすくなります。
ここから先は、現在の状態によって確認する内容が変わります。
現在も定期的に通院している方
→「片頭痛で定期通院中でも医療保険を検討できる?」の記事へ
現在も薬を使用している方
→「片頭痛の薬を服用中でも医療保険を検討できる?」の記事へ
MRI・CTなどの結果待ちや再検査中の方
→「片頭痛でMRI・CT検査を受けたら医療保険はどう確認する?」の記事へ
症状が落ち着き経過観察中の方
→「片頭痛で経過観察中でも医療保険を検討できる?」の記事へ
通院・服薬・検査が終了した方
→「片頭痛の治療終了後に医療保険を検討するには?」の記事へ
このように、自分の現在地に合う記事へ進むと、保険加入の話と病院受診の話を混ぜずに確認できます。
FAQ
頭痛は毎日記録した方がよいですか?
頭痛ダイアリーでは、頭痛があった日や程度、薬、生活への影響などを記録します。
無理なく続けられる方法を選び、診療上必要な記録方法については医師へ確認してください。
病院へ行く前に薬の名前まで調べる必要がありますか?
使用している薬が分かれば、お薬手帳や薬袋を持参すると確認しやすくなります。
記憶だけで薬名を推測する必要はありません。
MRIやCTの結果用紙は残した方がよいですか?
医療情報として保管しておくと、その後の診察で確認しやすくなります。
結果説明を受けた日や再検査予定も一緒に残すと、経過を振り返りやすくなります。
まとめ|症状・薬・受診を一つの時系列にしておく
片頭痛で病院を受診するときは、頭痛の日時、痛み方、持続時間をまず記録します。
吐き気、光や音への反応、使用した薬、日常生活への影響も、分かる範囲で残します。
受診後は、受診日、検査、処方された薬、次回受診を追加します。
すべてを完璧に記録する必要はありません。
数語のメモでも、何も残っていない状態より振り返りやすくなります。
そして、この記録は「自分で片頭痛を診断するため」のものではありません。
実際に起きた症状を医師へ伝え、治療経過を確認しやすくするためのものです。
さらに将来、医療保険を検討するときにも、通院・服薬・検査・経過観察・治療終了のどこにいるのかを整理する材料になります。
まずは次に頭痛が起きたとき、日付・症状・薬の3つだけでも残すところから始めてみましょう。
本記事は特定の相談者を再現したものではなく、一般的な受診場面として構成しています。
診療明細、お薬手帳、検査結果など個人情報を含む資料を送信・共有する場合は、送信先と必要な情報の範囲をご確認ください。
情報基準日:2026年10月7日
本記事は医療および保険に関する一般的な情報提供を目的としており、診断や治療方針を示すものではありません。
頭痛の診断、検査、治療、受診時期については医師等の医療専門職へご確認ください。
保険を検討する場合の具体的な告知項目、加入条件、契約条件、保障内容は、保険会社・商品・個別の状況によって異なります。
参考資料・出典
執筆者プロフィール

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三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。
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