40代パート女性のうつ病でも入れる医療保険の選び方

- 1. はじめに
- 2. Aさん(45歳・パート勤務・うつ病歴5年)の相談内容
- 2.1. 今の症状とパート勤務のリアル
- 2.2. 収入減と「守ってくれる仕組みが薄い」不安
- 2.3. 「うつ病のパートでも保険はムリ?」という思い込み
- 3. Aさんと同世代・40代パート女性に多い心と体の不調
- 3.1. 体の不調として先に現れるサイン
- 3.2. 更年期・生活リズムの乱れとパートシフトの影響
- 3.3. 休んだ分だけ収入が減る…公的制度だけでは足りない現実
- 4. うつ病があってもパート女性に保険が必要な理由とWebで進めるメリット
- 4.1. Aさんに提案した“パートでも現実的な備え方”
- 4.2. 営業に会わずに相談できるWeb申込のメリット
- 4.3. うつ病とパート勤務を続けながら保険を整えるステップ
- 5. まとめ
はじめに
「数年前からうつ病と言われて、今も心療内科に通いながらスーパーでパートをしています。
こんな状態でも、医療保険って入れるんでしょうか?」
今回ご紹介するのは、仮名・Aさん(45歳・独身・パート勤務・一人暮らし)の相談記録です。
Aさんは5年前、強いだるさと眠れない夜が続き、心療内科を受診してうつ病と診断されました。
当時は、働いていた会社をいったん退職し、数か月はほとんど家で過ごす生活に。
その後、体調が少し落ち着いてきたタイミングで、負担の少ないパート勤務を選び、現在はスーパーのレジと品出しのシフトで週4日ほど働いています。
外から見ると、「パートで無理のない働き方をしている人」に見えるかもしれません。
けれどAさんの本音は、「シフトを1日休むだけで収入が減る」「長く休んだら、生活が回らなくなるかもしれない」という不安でいっぱいでした。
職場の健康保険に入っていた正社員時代と違い、今は傷病手当金などの制度が使えない立場。
具合が悪くても、シフトが入っていると休みにくい…そんな日々が続いていました。
その中でふと目に留まったのが、「うつ病でも入れる医療保険」というネット記事です。
「もし自分でも入れるものがあるなら、次に倒れる前に少しでも備えておきたい」
そう思いながらも・・・
- うつ病歴があるパートでも加入できるのか
- 収入が多くないのに、保険料を払っていけるか
- 営業の人に過去のことを話すのがつらい
といった不安が重なり、検索してはそっと画面を閉じる、ということをくり返していました。
このブログでは、Aさんのように「うつ病と付き合いながらパート勤務を続けている40代女性」が、
- どんな不安を抱えやすいのか
- 同世代に多い心と体の不調
- うつ病があっても保険を考える意味と、Webで進めるメリット
を整理し、「今の自分でもできる現実的な備え」を一緒に考えていきます。
【うつ病を治療中でもご加入をご検討いただける医療保険は下記の一覧をクリックください】
Aさん(45歳・パート勤務・うつ病歴5年)の相談内容
まずは、Aさんの相談内容を通して、「うつ病と付き合いながらパート勤務をしている40代女性」がどんな状況・気持ちで保険のことを考えているのかを見ていきます。
Aさんは5年前、会社員として働いていた頃にうつ病と診断され、数か月の休職ののち、退職を選びました。
その後、フルタイムで働く自信は持てなかったため、体力的にも精神的にも負担の少ないパート勤務に切り替え、今はスーパーのレジと品出しの仕事を週4日ほど担当しています。
勤務時間が短いため、以前のような傷病手当金の対象にはなっていません。
シフトを1日休むごとに、その分の時給がそのまま収入減になります。
心療内科への通院とお薬は継続中。
表向きは「元気に接客しているスタッフ」ですが、家に帰るとソファから動けず、休日はほとんど横になって過ごす日も多くあります。
「また寝たきりに近い状態になったら、もう働く場所がないかもしれない」と感じていました。
今の症状とパート勤務のリアル
「本音を言うと、シフトを入れている日は、朝から“今日は最後まで持つかな…”ってずっと不安なんです。」
Aさんの一日は、朝起きることろからすでに小さな戦いです。
アラームが鳴っても体が重く、布団から出るまでに時間がかかります。
何とか支度をして職場に向かい、レジに立つと、笑顔で「いらっしゃいませ」と言いながらも、頭の中では「ちゃんと釣銭を渡せているか」「ミスをしていないか」と自分を監視し続けています。
立ちっぱなしのレジ業務は、思っている以上に体力を使います。
レジの合間の品出しでは、重い商品を運ぶこともあり、体のだるさと頭のぼんやり感が重なった日は、帰りの時間にはヘトヘトです。
家に帰ると、簡単な食事をとってシャワーを浴びるだけで精一杯。
あとはソファに倒れこみ、スマホを眺めているうちに夜が終わってしまうことも少なくありません。
「パートだから楽でしょ、と言われると、ちょっと悲しくなるんです」とAさんはぽつりと話してくれました。
「私にとっては、今のシフトがギリギリのラインなんです」と。
【うつ病を治療中でもご加入をご検討いただける医療保険は下記の一覧をクリックください】
収入減と「守ってくれる仕組みが薄い」不安
会社員時代の休職中、Aさんは健康保険から傷病手当金を受け取り、なんとか生活をつなぎました。
しかし、退職してパートになった今は、その制度の対象ではありません。
「今の職場は、社会保険は入っているけれど、傷病手当金は出ない契約なんです。
シフトに入った分だけ時給をもらって、休めばその分ゼロ。
だから、ちょっとぐらいしんどくても“今日は行かなきゃ”って自分を追い立ててしまいます。」
一人暮らしのAさんにとって、家賃・光熱費・通信費・食費など、毎月の固定費は待ってくれません。
貯金はあるものの、「3か月、4か月とシフトを休む期間が続いたら、あっという間になくなってしまう」と感じていました。
さらに、「パートで収入も多くないのに、その中から保険料を払って、ちゃんと意味のある備えになるのか」という現実的な疑問もありました。
それでも、「“次に倒れたときの支え”が何もないのは怖い」という気持ちの方が、少しだけ勝っていました。
「Aさんと同じように、うつ病で通院しながらパート勤務を続けていて、“長く休んだときの生活が不安”と感じている方は、現在の働き方や収入に合わせた保険の選択肢をWebでご検討いただけます」
【うつ病を治療中でもご加入をご検討いただける医療保険は下記の一覧をクリックください】
「うつ病のパートでも保険はムリ?」という思い込み
Aさんが何年も一歩を踏み出せなかった理由は、「うつ病の診断歴があって、パートで不安定な働き方をしている自分なんか、保険会社から見れば“論外”なのでは」という思い込みでした。
ネットで少し調べると、「精神疾患があると加入できないことがあります」といった文言をよく見かけます。
さらに、「告知の内容によってはお引き受けできません」と書かれていると、「うつ病で通院中の自分は、きっと断られるだろう」と、まだ申し込みもしていない段階で心が折れてしまいます。
しかし実際には、
- 症状の安定度
- 通院・服薬の状況
- 休職や入院の有無・時期
などによって、判断は大きく変わります。また、持病がある方向けの「引受基準緩和型医療保険」、うつ病の影響を受けにくい「がん保険」など、いくつかの選択肢も存在します。
Aさんの場合も、「うつ病+パート=全部ムリ」と決めつけるのではなく、「今の条件でどの程度までなら備えられるか」を一緒に整理していくことからスタートしました。
Aさんと同世代・40代パート女性に多い心と体の不調
Aさんのように、うつ病と付き合いながらパート勤務を続けている40代女性は、決して珍しくありません。
家庭の事情でフルタイムを続けられなくなったり、自分の体調に合わせて働き方を変えたりと、パート勤務を選ぶ理由はさまざまです。
一方で、40代は心と体の両方に変化が出やすい年代でもあります。
ホルモンバランスの変化、更年期の入り口、家族のこと、将来のお金の・・・
心身の負担がじわじわと積み重なり、「前ほど元気が出ない」「いつも疲れている」という感覚が当たり前になってしまいやすい時期です。
そして、パート勤務ならではの不安として・・・
「具合が悪くてもシフトを休みづらい」
「収入が少なく、公的制度のカバーも薄い」といった現実があります。
そうした中でのうつ病の診断や通院は・・・
「私だけ弱い」
「迷惑をかけている」
という自己否定につながりがちですが、実は“この年代の女性に起こりやすい心と体の変化”が強く関わっていることも多いのです。
体の不調として先に現れるサイン
パート勤務をしている40代女性からは、最初は心ではなく体の不調の相談を受けることがよくあります。
「立ち仕事をしていると、めまいがしてくる」
「ずっと頭が重く、帰るころにはクタクタ」
「おなかの調子が悪く、検査しても原因がはっきりしない」
こうした症状は、単に年齢や疲れだけが原因とは限りません。
長期間ストレスが続いたり、眠りが浅い状態が続いたりすると、心の負担が体の症状として出てくることがあります。
さらに・・・
「前は好きだった趣味に手が伸びない」
「休みの日も、どこにも出かける気になれない」
「家族や友人と会うのもおっくうになってきた」
といった心の変化が合わさると、うつ病の入り口に近い状態になっていることも少なくありません。
Aさんも、「最初はただの疲れだと思っていたけれど、何か月たっても回復せず、心療内科を勧められて初めて“心の病気かもしれない”と気づいた」と話していました。
更年期・生活リズムの乱れとパートシフトの影響
40代後半に近づくと、更年期の影響で、ほてり・発汗・動悸・不眠などの症状が出てくる人も増えてきます。
パート勤務の場合、早朝シフト・午後シフト・夜の閉店間際のシフトなど、生活リズムが日によって大きく変わることも少なくありません。
「前日は閉店まで、翌日は朝イチから」といったシフトが続くと、睡眠時間が不規則になり、ただでさえ不調が出やすい年代の体には大きな負担になります。
そこで、ホルモンバランスの変化・睡眠不足・仕事のストレスが重なり、心の不調が一気に表面化するケースもあります。
Aさんも、最初は「更年期かな」「年齢的に仕方ないかな」と自分を納得させていましたが、睡眠不足とだるさが続くうちに、気分の落ち込みや涙もろさが強くなり、受診して初めてうつ病と診断されました。
「年齢のせい」「パートだから我慢しなきゃ」と自分を責めてしまう前に、体と心の両方からのサインかもしれない、と一度立ち止まることが大切です。
休んだ分だけ収入が減る…公的制度だけでは足りない現実
パート勤務のAさんが特に不安だったのは、「ただでさえ収入が多くないのに、休んだ分だけストレートに収入が減る」という現実でした。
会社員時代には、条件を満たせば傷病手当金などの制度を利用できましたが、今の働き方では対象外です。病気やケガで働けなくなったとき、一定条件を満たせば障害年金などが使える可能性もありますが、すべての人が受給できるわけではありませんし、手続きも簡単ではありません。
「パートだと、守ってくれる制度が薄い気がして…。具合が悪い日にシフトを代わってもらうだけでも気を使うし、長く休むなんて考えただけで申し訳なくなってしまうんです。」
収入が時給×シフトに直結しているからこそ、「長期で働けなくなったときの生活費をどう守るか」というテーマは、パート女性にとってより切実です。
公的制度だけではカバーしきれない部分を、どこまで保険で補うかを考えることが、現実的な課題になってきます。

うつ病があってもパート女性に保険が必要な理由とWebで進めるメリット
「正社員でもないのに、保険なんて贅沢かな…」
「パートで収入も少ないから、公的制度だけで頑張るしかないのかも」
Aさんのように、こう感じている方は少なくありません。
ただ、パート勤務のうつ病経験者だからこそ、「少しの支え」が将来の安心感に直結する場面があります。
シフトを長く休むことになったとき、入院や大きな治療の費用が重なったとき、家賃や生活費をどう守るか。
公的制度だけでは足りない部分を、必要最低限の保険で補っておくことは、「次に崩れたときの自分を守る準備」とも言えます。
また、「人に会って病歴を話すのがつらい」「断るのが苦手」という気持ちを考えると、営業に会わずに自分のペースで進められるWeb完結型の相談・申込は、パート女性にとっても大きな味方になります。
Aさんに提案した“パートでも現実的な備え方”
Aさんの場合・・・
「保険料にかけられる金額が限られる」
「長期休職での収入減がいちばん怖い」
という前提を踏まえ、次のような考え方で優先順位を整理しました。
- 長期の収入減にどう備えるか
→ 傷病手当金などの制度が使えない働き方なので、「数か月の休職で家賃と生活費をどう守るか」を最優先テーマに設定。医療保険だけでなく、就業不能保障や、貯蓄とのバランスも含めて検討。 - うつ病の影響を受けにくい大きな病気への備え
→ がんや三大疾病などは、うつ病の有無とは別にリスクがあるため、「医療費が高額になりやすい部分だけをコンパクトに押さえる」プランも候補に。 - 引受基準緩和型や無選択型は“保険料とのバランス”を見ながら
→ 入れるからといって何でも入るのではなく、「払っていける保険料か」「使う場面をイメージできるか」を一つ一つ確認。
このように、「パートだからこその弱い部分」を明確にしてから、現実的に続けられる範囲だけを保険で補う、というスタンスで考えていきました。
「パート勤務で収入や公的制度に不安があり、“どこまで保険で補うのが現実的か”を一緒に整理したい方は、こちらからWebでご相談いただけます」
営業に会わずに相談できるWeb申込のメリット
Aさんが「これならやってみよう」と思えた大きな理由は、「人に会わず、自分のペースで進められる」Web申込でした。
- シフトがない夜に、自宅でゆっくり保険の説明ページを読む
- しんどい日は途中でやめて、体調の良い日に再開できる
- 告知項目がフォームで整理されているので、「どこまで話せばいいか」が明確
といった点が、うつ病と付き合っているAさんにはとても合っていました。
また、チャットやメールでやり取りできるサービスであれば、対面のようにその場で答えを出さなくてもよく、「一旦考えてから、落ち着いて返信できる」のも大きなメリットです。
「営業さんに断るのが苦手」「うまく話せる自信がない」という方は、まずWeb完結型のサービスを使ってみることで、心の負担を抑えながら保険の情報を集めることができます。
うつ病とパート勤務を続けながら保険を整えるステップ
最後に、Aさんと一緒に行った整理のステップを、パート勤務の方向けにまとめます。
①今の状態を紙1枚にまとめる
診断名、診断された時期、通院している病院、通院頻度、お薬の名前や量、過去の入院・休職歴などを書き出します。
書き出すことで、お手続き時のわずらわしさがなくなります。
②働き方と収入の確認
週の勤務日数・時間、月のおおよその手取り額、シフトをどれくらい休むと生活が苦しくなるのかをイメージします。「1か月丸ごと休んだら、家賃と食費だけでいくら必要か?」といった具体的な数字もメモに。
③優先して守りたいものを決める
「家賃と生活費」「入院・手術費」「将来のがんへの備え」など、不安が強い順に並べてみます。全部に完璧に備えるのは難しいからこそ、「ここだけは守りたい」という部分をハッキリさせることが大切です。
ここまで整理できたら、「引受基準緩和型」「がん保険」などの中から、今の最も大きなご心配や、今の働き方に合ったプランを一緒に検討していきます。
「上記のステップに沿って、あなたの働き方やうつ病の経過を一緒に整理しながら、“パートでも無理なく続けられる保険プラン”を考え方はたい方はこちらからお申し込みください。」

まとめ
Aさん(45歳・パート勤務・うつ病歴5年)の相談を通して、「うつ病と付き合いながらパートで働く40代女性」がどんな不安を抱え、どのように保険を考えていけるかを見てきました。
パート勤務は、自分のペースで働ける一方で、休んだ分だけ収入が減り、公的な保障も薄くなりがちです。
そこにうつ病の診断歴が重なると、「もう保険はムリ」「贅沢なことを考えているのかも」と、自分の不安を後回しにしてしまいやすくなります。
しかし、「全部に完璧に備える」のではなく、「自分の働き方と家計に合わせて、最低限ここだけは守りたい」というポイントだけを保険で補う、という考え方なら、パートの方でも現実的に取り入れやすくなります。
大切なのは、
- 今の状態と働き方を整理すること
- 公的制度と家計のバランスを知ること
- 対面が負担なら、Web完結の相談を上手に使うこと
です。
このブログが、「うつ病だから何もできない」とあきらめるのではなく、「うつ病と付き合いながら、パートという働き方でできる範囲の備えを整えていく」ための一歩になればうれしく思います。
執筆者プロフィール

-
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。
最新の投稿
がん保険2025年12月20日40代パート女性のうつ病でも入れる医療保険の選び方
がん保険2025年12月14日50代独身女性の不安を減らす医療保険の始め方
がん保険2025年12月13日50代からの医療保険見直し術~独身・子ども独立・夫婦二人暮らしをプロがケース別解説
がん保険2025年12月8日50代女性の更年期と医療保険見直し相談
