めまいでMRI・CTは必要?検査の違い・受ける場面・費用の確認順

- 1. 結論|めまいがあるからMRI・CTを必ず受けるわけではない
- 2. はじめに|「MRIと言われた。重大な病気なの?」と不安になったら
- 3. MRIとCTは「どちらが上」ではなく目的が違う
- 3.1. MRIは磁場と電波を使う
- 3.2. CTはX線を使って短時間で撮影する
- 3.3. MRIとCTを両方受けることもある
- 4. 検査前に4つ確認すると費用も分かりやすい
- 4.1. 1.どこの部位を撮影するか
- 4.2. 2.造影剤を使うか
- 4.3. 3.保険診療か自費検査か
- 4.4. 4.結果説明をいつ受けるか
- 5. MRI・CTの費用はいくら?2026年度の確認方法
- 5.1. CTの撮影料
- 5.2. MRIの撮影料
- 5.3. 「3割負担ならこの金額」と決めない
- 6. 検査結果が出るまでは病名と保険加入可否を先回りしない
- 6.1. 結果待ちは「結果待ち」のまま整理する
- 6.2. 診断が付いたら病名と治療状況を確認する
- 6.3. 保険のために検査を先延ばししない
- 7. 診断後も治療中なら医療保険の条件を確認する
- 8. よくある質問
- 8.1. めまいが続けばMRIを必ず受けますか?
- 8.2. MRIとCTならMRIの方が詳しいですか?
- 8.3. MRIやCTで異常なしなら保険へ必ず入れますか?
- 8.4. MRIを予約していることは告知が必要ですか?
- 9. まとめ|MRI・CTは「検査名」より目的・造影・結果を確認する
- 9.1. 参考資料・出典
結論|めまいがあるからMRI・CTを必ず受けるわけではない
めまいがあると、「脳のMRIを撮った方がいいのでは」と心配になることがあります。
ただし、すべてのめまいでMRIやCTを行うわけではありません。
日本神経学会は、めまいの診断では問診と診察が重要だと説明しています。
そのうえで、必要に応じて頭部CTやMRIなどの画像検査が行われます。
画像検査は重要ですが、万能ではありません。
検査を勧められたら、まず「何を確認するための検査か」を聞きます。
次に、MRIかCTか、造影剤を使うか、結果説明はいつかを確認します。
費用は検査方法や医療機関によって変わるため、全国一律の金額ではありません。
はじめに|「MRIと言われた。重大な病気なの?」と不安になったら
「めまいが続くのでMRIを撮りましょうと言われました」。
「CTではなくMRIということは、重い病気を疑われているのでしょうか」。
一般的な相談場面として考えてみます。
画像検査を勧められただけで、重大な病気が確定したわけではありません。
めまいには、内耳の病気だけでなく、脳、心臓、血圧、薬剤、脱水、貧血などさまざまな原因があります。
そのため、診察で得られた情報をもとに必要な検査が選ばれます。
日本めまい平衡医学会も、眼振、聴力、平衡機能、CT、MRIなどから必要な検査を選んで原因を調べると説明しています。
大切なのは、検査名から病名を予想することではありません。
「なぜこの検査を受けるのか」を確認することです。
MRIとCTは「どちらが上」ではなく目的が違う
MRIとCTは、どちらも体内を画像で確認する検査です。
ただし、画像を作る方法や得意な場面が異なります。
MRIは磁場と電波を使う
MRIは強い磁場と電波を利用して画像を作ります。
X線による被ばくはありません。
脳神経領域では、脳や脊髄などの状態を詳しく評価するときに広く使われます。
血管を確認するMRAという撮影方法が使われる場合もあります。
日本神経学会は、MRIの撮影時間は必要な画像によって異なり、およそ10分から1時間程度と説明しています。
検査中は動かないようにする必要があります。
体内の金属や医療機器、閉所恐怖症などがある方は、事前確認が必要です。
CTはX線を使って短時間で撮影する
CTはX線を使って断層画像を作ります。
頭部では、急性期の脳出血などを確認するときにCTが優先される場合があります。
日本医学放射線学会は、頭部領域では多くの病気でMRIが有用な一方、急性期の脳出血などではCTが優先されるとしています。
どちらを選ぶかは、症状や緊急性、確認したい病変などによって変わります。
「MRIの方が高性能だから必ずMRI」という考え方ではありません。
MRIとCTを両方受けることもある
最初にCTを行い、その後MRIで詳しく確認する場合もあります。
反対に、最初からMRIを選ぶ場合もあります。
検査の順番だけから病気の重さを判断しないことが大切です。
急な麻痺、言葉の異常などを伴い脳梗塞が診断された方は、脳梗塞と保険|発症後に医療保険へ入れる?50代の5つの確認点で診断後の整理方法を確認できます。
検査前に4つ確認すると費用も分かりやすい
MRIやCTを受けることになったら、検査名だけでなく条件を確認します。
費用を尋ねるときも、この4項目が分かると確認しやすくなります。
1.どこの部位を撮影するか
頭部MRIなのか、別の部位も撮影するのかを確認します。
めまいだから必ず頭部MRIだけとは限りません。
医師から説明された検査部位を予約票で確認してください。
2.造影剤を使うか
MRIもCTも、目的によって造影剤を使う場合があります。
すべての検査で造影剤を使用するわけではありません。
造影の有無によって、検査内容や費用も変わります。
アレルギー歴や腎機能などについて確認される場合もあるため、医療機関の案内に従います。
3.保険診療か自費検査か
症状があり、医師が診療上必要と判断して行う検査では、公的医療保険が適用される場合があります。
一方、脳ドックなど予防目的の検査は自費となる場合があります。
同じMRIでも、受ける目的によって費用の扱いが異なります。
4.結果説明をいつ受けるか
検査当日に説明を受ける場合もあれば、後日の診察で説明される場合もあります。
画像を撮っただけで、自己判断して検査を終了しないことが大切です。
「異常なし」「追加検査」「経過観察」「治療開始」など、医師から受けた説明まで確認します。
MRI・CTの費用はいくら?2026年度の確認方法
検査費用は、単純に「MRIはいくら」「CTはいくら」と一つの金額では示せません。
機器の種類、造影剤、画像診断、初診・再診などで総額が変わるためです。
厚生労働省の2026年度診療報酬では、撮影料そのものにも幅があります。
CTの撮影料
CT撮影は、使用する機器などによって560点から1,120点です。
医療費は原則として1点10円で計算されます。
そのため撮影料部分だけなら、医療費総額で5,600円から11,200円です。
3割負担の方で単純計算すると、撮影料部分は約1,680円から3,360円です。
ただし、これは会計全体の金額ではありません。
画像診断などの費用が別に加わる場合があります。
造影剤を使用するCTでは、造影に関する加算や薬剤費なども関係します。
MRIの撮影料
MRI撮影は、機器などによって900点から1,720点です。
撮影料部分だけなら、医療費総額で9,000円から17,200円です。
3割負担の方で単純計算すると、約2,700円から5,160円です。
こちらも実際の窓口負担額そのものではありません。
画像診断、電子画像管理、造影剤、初診・再診などが加わる場合があります。
「3割負担ならこの金額」と決めない
窓口負担割合は年齢や所得などによって異なります。
また、同じ頭部MRIでも検査内容が完全に同じとは限りません。
費用を正確に知りたい場合は、検査予約時に医療機関へ確認する方法が確実です。
「頭部MRIを予定しています」。
「造影剤は使いますか」。
「3割負担の場合の概算を教えてください」。
このように確認すると伝わりやすくなります。

検査結果が出るまでは病名と保険加入可否を先回りしない
MRIやCTを受けたあと、結果待ちになる場合があります。
この段階で「異常はないはず」と決めないことが大切です。
反対に、「MRIを受けたから重い病気だ」と考える必要もありません。
結果待ちは「結果待ち」のまま整理する
検査済みでも結果説明前なら、その状態をそのまま記録します。
検査日。
検査した部位。
検査の目的。
結果説明予定日。
この4つが分かれば整理しやすくなります。
一般的な検査結果待ちと医療保険申込みの考え方は、健康診断で要再検査|医療保険は結果前・結果後どちらで申し込む?も参考になります。
診断が付いたら病名と治療状況を確認する
検査後に原因となる病気が分かった場合は、その診断内容を確認します。
通院。
薬。
追加検査。
入院や手術の予定。
次回受診。
これらを整理します。
耳の病気としてメニエール病と診断された方は、メニエール病でも医療保険に入れる?治療中・完治後の告知と条件で診断後の確認順を整理できます。
保険のために検査を先延ばししない
「検査前に保険へ申し込んだ方がよいのでは」と考える方もいます。
しかし、必要な検査を保険のために遅らせることは避けてください。
まず医師の指示に沿って検査を受けます。
その後、現在の診断や治療状況を確認します。
通院や検査の告知全般については、医療保険の告知はどこまで?通院歴の書き方を具体例で解説で確認できます。
診断後も治療中なら医療保険の条件を確認する
MRI・CTの役割は、保険加入のための検査ではありません。
まず原因を確認し、必要な治療へつなげるための検査です。
そのうえで新しい医療保障を検討します。
現在も通院・服薬・検査などが続いている場合は、健康状態に関する告知項目を限定した医療保険を確認する方法があります。
ただし、治療中だから必ず加入できるわけではありません。
検査を受けた事実だけで加入可否が決まるわけでもありません。
実際の告知質問と申込条件を確認します。
MRI・CTの結果と診断内容を確認し、現在も治療・通院中なら、医療保険(緩和型)の実際の告知質問と申込条件を確認しましょう。
よくある質問
めまいが続けばMRIを必ず受けますか?
必ず受けるわけではありません。
問診や診察、耳や平衡機能の検査などを踏まえ、必要に応じて画像検査が選択されます。
MRIとCTならMRIの方が詳しいですか?
確認したい内容によって異なります。
脳神経領域ではMRIが有用な場面が多い一方、急性期の脳出血などではCTが優先される場合があります。
医師が検査目的に合わせて選択します。
MRIやCTで異常なしなら保険へ必ず入れますか?
画像検査の結果だけでは加入可否を断定できません。
現在の治療状況やその他の告知内容などをもとに個別に診査されます。
MRIを予約していることは告知が必要ですか?
一律には言えません。
申込時の告知書が診察、検査、今後予定されている検査などについて質問しているかを確認します。
質問された事項へ事実に沿って回答してください。
まとめ|MRI・CTは「検査名」より目的・造影・結果を確認する
めまいがあるからといって、全員がMRIやCTを受けるわけではありません。
まず問診や診察を受けます。
必要に応じて画像検査が選択されます。
検査を勧められたら、MRIかCTかだけを見るのではありません。
何を確認する検査なのかを聞きます。
造影剤を使うかも確認します。
保険診療か自費か、結果説明はいつかも確認します。
費用は撮影料だけでなく、画像診断や造影剤などによって変わります。
MRIやCTを受けたことだけで、病気の重さを判断しないことも大切です。
結果が出るまでは結果待ちとして整理します。
診断後も治療が続く場合は、その時点で新しい医療保障の告知条件を確認します。
画像検査の結果と現在の治療状況を確認できたら、現在の状態で医療保険(緩和型)の告知質問と申込条件を確認できます。
個人情報保護のため、一部の情報を変更しています。
本記事は※2026年9月12日時点で確認できる公的制度・公開情報等をもとに作成・更新しています。
本記事は保険に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の保険会社や商品を推奨するものではありません。
具体的な商品内容、加入条件、保障・補償範囲は、契約概要、注意喚起情報、約款等をご確認ください。
参考資料・出典
執筆者プロフィール

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三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。
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