摂食障害治療中の20代女性の医療保険



ごあいさつ

本日は、当ブログをご覧いただきありがとうございます。
皆様の貴重なお時間を頂戴し、心より感謝申し上げます。

私は保険代理店の店主として、多くのお客様と向き合い、保険を通じて皆様の人生に寄り添う仕事に携わっております。
このブログは、ご相談者様との日々のやりとりや保険というものの理解促進の場として開設しました。

近年、保険加入の方法は多様化しています。
従来の対面での営業員とのやり取りに加え、インターネットを通じて自身でお見積りや加入ができるようになりました。
この変化は、お客様にとって選択肢が広がる一方で、適切な判断をするための情報がより重要であることを意味します。

特に、Web上での保険加入をご検討の方々に、このブログを積極的にご活用いただければ幸いです。

オンラインでの加入は便利である反面、専門知識がないと判断に迷うこともあるでしょう。当ブログでは、そういった方々の不安や疑問に答え、informed decisionをサポートする情報を提供してまいります。

保険は、私たちの人生に寄り添い、時に大きな支えとなるものです。
このブログが、皆様にとって有益な情報源となり、より良い選択の一助となれば幸いです。      

摂食障害治療中の方の医療保険のお引受け


今回は『摂食障害』を治療中の方の医療保険の
お引受けについて取り上げます。
摂食障害の症状等や生活については末尾に記載してますので
詳しくご覧になりたい方はそちらをご参照ください。

まずは答えから・・・

摂食障害の方も医療保険にご加入いただけます

ご加入いただける医療保険は
『引受基準緩和型』の医療保険です

お引受け可能な条件は・・・
5年以内の特定の病気で入院の有無
2年以内の入院・手術の状況
3か月以内の医師よりの診療指示の内容
*上記は一般的な内容ですので詳細は
各保険会社へご確認ください。

早速、『お見積りを』と言われる方は
下の『おすすめ医療保険(緩和型)』へ
お進みください。


次項目は実際のご相談について書いていきます

摂食障害で治療中の20代女性よりご相談

ご相談者様は20代女性のお母様です。
お嬢様は約3年前に摂食障害と診断され現在治療中とのこと
原因は伏せますが、ご相談者様と同世代の方々の中で
摂食障害の方は増えています

20代のごお嬢様はお若いこともあり
現在まで医療保険に未加入

最近、母親の知人の娘さんが病気で入院してしまい、
医療費が高額であったことを聞いて、未加入の娘さん
の将来の医療費の負担が心配となり医療保険に加入
したいと考えたとのことです

近所の保険屋さんに相談したところ、お引受けできない
と言われ弊社でのご相談となりました。

お嬢様は保険加入時にある担当者の面談もしたくないと
言っているそうで、Webでも加入できる弊社にお母さま
が相談に来られました

手続の流れは
①お母さまへの説明
②お母さまがお嬢様に説明
③お嬢様ご自身で弊社サイトがらお手続

という流れでのお手続になります。

最近のWeb申込のサイトの内容は
ものすごくわかりやすいように作成されてます
Webだからわかりにくいとかはあまりないようです

具体的な話

今回のご相談者様に話した内容について
書いていきます。
内容的に前述の文章とダブりますが
話し言葉で書いてますのでわかりやすいかと思います

引受基準緩和型の医療保険の保障内容について

引受基準緩和型の医療保険とはどのようなものか?
普通の医療保険とはちょっと違う特別な保険なんです。
お体に不安がある方でも加入できるように考えられた、
健康に不安がある方にとって優しい保険といえるます。
では、その特徴を箇条書きで見ていきましょう♪

  1. 加入しやすさ
    緩和型の医療保険のいいところは、
    健康に不安がある方でも加入しやすいところです。
    通常の医療保険だと、持病があったり
    過去に大きな病気をしたことがあると、
    なかなか入れないことが多くなります
    しかし、この保険のご加入における健康状態の
    告知は少し緩やかな基準になりますので、
    今までご加入が困難だった方もご加入いただける
    可能性が高くなりました。
  2. 告知項目の簡素化
    保険にご加入する際は、健康状態をついて
    細かい診査(告知)内容が決まっております。
    でも、この保険はそのような質問が少なくなっています
    結果、持病がある方でも加入しやすいです
  3. 保障内容
    入院や手術をしたときの保障はもちろん保障対象となります
    ただし、入院等の保障してくれる期間が、普通の保険より
    少し短いこともあるので注意が必要です。
    例えば、入院保障が1日5,000円で最大60日まで、
    というような感じです。
    また、特定の病気には制限があることもあるので、
    契約前にしっかり確認するのが大切ですね。
  4. 保険料
    デメリットの一つが保険料が少し高めになることです。
    これは、健康に不安のある方でも保険のご加入を
    お引き受けしているからです。
    でも、今まで保険に入れなかった方にとっては、
    少し高くても安心を買える大切な選択肢になるかもしれません。
    年齢や性別、選んだ保障の内容によって金額は変わってきますが、
    例えば20代女性でも月々4,000円〜5,000円くらいが多いですね。

ご紹介のとおり引受基準緩和型の医療保険は、
健康に不安がある方でもご加入いただきやすい保険です。
保障の内容や条件は保険会社によって違いがあるので、
さまざまな保険会社の商品をご自身で見てみるのもよいでしょう

引受基準緩和型の医療保険の保険料について

引受基準緩和型の医療保険の保険料について、
もう少し詳しくお話しします。
この保険、保険料が少し高めになります。

でも、なぜそうなのか、どんな特徴があるのか、
見ていきましょう。

まず、この保険の保険料は、一般的な医療保険よりも
少し高めになることが多いんです。
なぜかというと、健康に不安のある方のお引き受けをしているからです。

具体的にどのくらいなのかといいますと
年齢や性別、選んだ保障の内容によって変わりますが
20代の女性なら月々4,000円〜5,000円くらいが
目安になると思います

ただ、これはあくまで一例で
実際には選択する保障の内容でもっと幅があります。
でも、高いからといっても倍になるわけではないですし。
今まで保険に入れなかった人にとっては、
少し高くても安心を得られる可能性があるということは
大きな意味があるのではないでしょうか。

大切なことは自分の予算と照らし合わせて、
長く続けられる保険を選ぶことが大切です

わからないことがあれば、
保険の専門家に相談するのもいいかもしれません
自分の健康と家計を守る大切な選択ですので
じっくりご検討ください

ご相談者様のお話

今回のご相談者さま(お母さま)より

「いまは保険は必要ないと思います。
でも先では必ず必要になります。
でしたら保険料が安い今、加入したほうがいいと思いました」
とのことでした

お嬢様があまり積極的に人にお会いする方では
ないそうですので、今回はWebでの申し込みで
お手続きを進めることになりました

まとめ

ご相談者様へ
興味を持ってお読みいただいた読者の皆様へ

摂食障害は決して隠すような病気ではありません。
多くの方が経験し、そして回復している病気です。
一人で抱え込まないでください。
医師等の専門家のサポートを受けることが、回復への
大切な第一歩となります。

そして、
治療にかかわる費用については健康保険制度では
摂食障害の治療も他の病気と同様、健康保険の対象になります

ただ、他の病気での入院等を含め長期的な治療が
必要になることもあるため、ご自身でご準備する
保障があると安心です。
もし可能であれば、若いうちに医療保険に
加入することをおすすめします。
医療保険に加入しておくと、入院や手術が
必要になった時の経済的な不安を軽減できます。

周囲の方々へ。ご本人の健康と将来を守るために、
医療保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。
若いうちに加入しておくことで、将来的な保障を確保できます。
お体の回復を支える上で、経済的な準備も大切な要素の一つです。

でも、何より大切なのは、あなたの心と体の健康です。
保険は万が一のための備えです。
まずは、勇気を出して専門家に相談してみてください。
そして、周りの人のサポートを受け入れてください。
一人じゃないんです。必ず道は開けます。

健康で幸せな未来を送るという未来に向かって、
小さな一歩を踏み出してみませんか?
きっと、素敵な人生が待っています。
あなたの回復を、心から応援しています。



補足:摂食障害とは

20代女性における摂食障害は、複雑で繊細な問題です。
この年代は、自己のアイデンティティの確立、キャリアの開始、人間関係の深化など、多くの変化と挑戦に直面する時期です。そんな中で、摂食障害は身体的健康だけでなく、精神的・社会的な面にも大きな影響を与えます。

問題点:

  1. 健康リスク: 極端な食事制限や過食嘔吐は、栄養不足や電解質バランスの乱れを引き起こします。これにより、疲労感、めまい、不整脈などの症状が現れることがあります。長期的には、骨密度の低下、生理不順、不妊などの問題にもつながる可能性があります。
  2. 心理的影響: 摂食障害は多くの場合、低い自尊心や完璧主義傾向と関連しています。食べることや体型に対する強い不安や罪悪感が日常的に存在し、うつ症状や不安障害を併発することも少なくありません。
  3. 社会生活への影響: 食事に関する不安や制限が、友人との外食や家族との食事を困難にすることがあります。また、体型への執着が恋愛関係にも影響を与えることがあります。
  4. 仕事や学業への影響: 栄養不足による集中力の低下や、食事に関する思考に時間を取られることで、仕事や学業のパフォーマンスが低下する可能性があります。

日々のライフスタイル: 摂食障害を抱える20代女性の日常は、食事や体型に関する思考や行動に大きく影響されます。

  1. 朝: 起床時に体重を測ることから一日が始まります。数字によって、その日の気分や行動が左右されることがあります。朝食は抜いたり、厳密にカロリー計算したりすることが多いです。
  2. 日中: 仕事や学業の合間に、頻繁に鏡で自分の体型をチェックしたり、カロリー計算アプリを確認したりします。昼食も最小限に抑えたり、逆に我慢できずに過食してしまったりすることがあります。
  3. 夕方~夜: 帰宅後、運動に多くの時間を費やすことがあります。夕食は家族と一緒に食べるのを避けたり、食べた後に罪悪感を感じて嘔吐したりすることもあります。
  4. 就寝前: 一日の摂取カロリーを計算し、翌日の食事プランを立てることに時間を費やします。体重や体型への不安から、なかなか眠れないこともあります。
  5. 休日: 食事制限や運動により多くの時間を費やしたり、逆に制御が効かなくなり過食に走ることもあります。友人との外出を避け、家に引きこもりがちになることも。

このようなライフスタイルは、心身の健康を徐々に蝕んでいきます。しかし、適切なサポートと治療を受けることで、回復への道を歩むことができます。

厚生労働省 eーヘルスネット

摂食障害:神経性やせ症(AN)と神経性過食症(BN) | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)l



執筆者プロフィール

ライフアート谷口
ライフアート谷口
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。