手足口病を治療中の方は医療保険にご加入いただけません



ごあいさつ

本日は、当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

私は町の保険屋さんとして、多くのご相談者様と向き合っております。
このブログはそんな日々の経験、保険業界の最新トレンドをお伝えする場として開設いたしました。

近年、保険加入の方法は大きく変化し、多様化しています。
従来の対面での営業員とのやり取りに加え、インターネットを通じて自身でお見積りや加入ができるようになりました。
この変化は、お客様にとって選択肢が広がる一方で、適切な判断をするための情報がより重要であることを意味します。

特に、
Web上での保険加入をご検討の方々にこのブログを積極的にご活用いただければ幸いです。

保険は、私たちの人生に寄り添い、時に大きな支えとなるものです。
このブログが、皆様にとって有益な情報源となり、より良い選択の一助となれば幸いです。

ご相談内容について

今回のご相談は、30代の男性です。

現在、お子さんが通う小学校で『手足口病』が流行してます。
親御さんの中にも、お子さんからうつった方もおられるとのことです。
親御さんの中には症状が重篤化した方もおられるとのことで、気になる病気としてご相談にお越しになりました。

その状況で
ご質問は大きく2点

①手足口病とはどのようなものか?
②手足口病の方は医療保険に入れるの?

の2つです。

次項からご質問に対する回答を述べさせていただきます。
本投稿の内容はあくまでも一般的なお話です。
実際の内容は保険商品詳細をしっかりとご確認くださいね

手足口病とは・・・

三大夏風邪

手足口病は、日本で「ヘルパンギーナ」や「プール熱(咽頭結膜熱)」と並び、夏に特に多く見られる「三大夏風邪」の一つとして知られています。
これらの疾患は主に夏場に流行し、子どもを中心に感染が広がります。
特に手足口病は、手のひらや足の裏、口の中に特徴的な発疹が現れるため、他の夏風邪と区別しやすい症状が特徴です。

症状

手足口病の主な症状は、手のひら、足の裏、口腔内に現れる発疹です。
発疹は米粒大ほどの大きさで、やや盛り上がった形状をしており、時には水疱化することもあります。
これらの発疹は痛みを伴うことが多く、特に口の中にできると飲食が困難になることもあります。
また、約30%の症例では発熱が見られ、発熱の程度は軽度から中等度まで様々です。
その他、喉の痛みや食欲不振、疲労感などの全身症状が現れることもあります。

ウイルスの活動環境

手足口病を引き起こすウイルスは、高温多湿な環境を好み、夏場に活発に増殖します。
これに対して、冬に流行するインフルエンザウイルスは低温・低湿の環境で増殖しやすいという特性があります。
手足口病の主な原因ウイルスにはエンテロウイルス(特にコクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型)が含まれ、これらは暑さと湿気が高い季節に感染拡大しやすくなります。

大人と子どもの違い

大人の症状

手足口病は主に子どもに多く見られますが、大人にも感染することがあります。
大人が感染すると、子どもよりも症状が重く出る傾向があります。
具体的には、発疹の痛みが強く、インフルエンザに似た全身倦怠感、悪寒、関節痛、筋肉痛などの症状が伴います。
また、口腔内の発疹が口内炎と誤認されやすく、症状の認識が遅れることが多いです。
そのため、大人は症状が現れても単なる風邪や口内炎と勘違いしやすく、適切な対応が遅れることがあります。

子どもの症状

子どもは発疹に気づきにくいことが多く、特に幼い子どもは自分の症状をうまく伝えることが難しいため、手足口病の診断が遅れる場合があります。また、子ども同士での接触が多いため、感染が急速に広がる傾向があります。家庭内では大人が子どもから感染するリスクも高く、特に保育園や幼稚園など集団生活を送る環境では注意が必要です。

再発の可能性

再発の理由

手足口病の原因ウイルスは複数種類存在し、一度感染しても別の種類のウイルスに再感染することがあります。
例えば、コクサッキーウイルスA16型に感染して免疫を獲得しても、エンテロウイルス71型など別の型に感染すると再発するリスクがあります。
これはインフルエンザウイルスのA型やB型に対する免疫が異なるのと同様で、複数のウイルス型が存在するためです。
このため、一度手足口病にかかったことがある人でも、再度感染する可能性があることを理解しておく必要があります。

近年の変化

発疹の出現部位の変化

従来、手足口病の発疹は口腔内から手足に広がるパターンが一般的でしたが、近年では発疹の出現部位が多様化しています。
具体的には、ひじやひざ、お尻など手足以外の部位にも発疹が現れるケースが増加しています。
この変化はウイルスの変異によるものであり、ウイルスが進化することで新たな発疹部位に適応していると考えられています。
このため、手足口病の診断には従来の症状に加えて、新たな発疹パターンにも注意が必要です。

合併症のリスク

重篤な合併症

手足口病は基本的に予後良好な疾患ですが、まれに重篤な合併症を引き起こすことがあります。
代表的な合併症としては、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の障害や、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などが挙げられます。
これらの合併症は発症すると致命的な結果を招く可能性があるため、発熱が続く、高熱が出る、強い頭痛や嘔吐がある場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
合併症の発症メカニズムは完全には解明されていませんが、ウイルスが直接中枢神経系に侵入することや、免疫反応の過剰反応が関与していると考えられています。

予防と対策

予防法

手足口病の予防には、基本的な感染症対策が有効です。具体的には、以下の方法が推奨されます。

  • 手洗いとうがい: 外出先から帰宅した際や食事前後には、必ず手洗いとうがいを行う。
  • 消毒: おもちゃや日用品を定期的に消毒し、ウイルスの拡散を防ぐ。
  • 免疫力の維持: 十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけ、免疫力を高める。
  • 生活習慣の見直し: 日焼け、睡眠不足、暴飲暴食など、免疫力を低下させる要因を避ける。
  • 特に生理中の女性: ホルモンバランスの変化により免疫力が低下しやすいため、十分な休養と栄養を確保する。

早期発見・治療の重要性

手足口病の症状が現れた場合、早期に医療機関を受診することが重要です。
特に、以下の症状が見られた場合は、速やかに医師の診断を受けるべきです。

  • 手足や口腔内に発疹が見られる。
  • 発熱や全身倦怠感、関節痛などの全身症状が現れる。
  • 高熱が続く、強い頭痛や嘔吐がある。
    これらの対策を講じることで、手足口病の感染拡大を防ぎ、重篤な合併症のリスクを低減することが可能です。
    家族全員の健康を守るためにも、手足口病に対する正しい知識と予防策を身につけることが重要です。

まとめ

手足口病は、夏場を代表する「三大夏風邪」の一つであり、子どもだけでなく大人にも感染する可能性があります。
症状の多様化や再発のリスク、重篤な合併症の可能性を踏まえ、予防対策と早期対応が求められます。
暑い夏を快適に過ごすためにも、手足口病に対する正しい理解と備えを心がけ、家族の健康を守りましょう。

手足口病と医療保険


1.手足口病を治療中だけど医療保険に入れるのか?

    結論からいいますと
    手足口病を治療中の方は
    通常の医療保険にはご加入いただけません。


    通常の医療保険とは・・・
    よくCMやネットで紹介されている医療保険です。

    説明的には
    「保険料が安い」とか「充実の内容」とかで紹介されている商品です。

    ここで大事なことは・・・

    治療中(現症)の方が
    加入出来ない
    ということです

    ということは
    治癒した後は・・・

    普通に加入できます。
    手足口病は予後の経過も安心なケースが多いので
    治癒したら医療保険を検討してみてはいかがでしょうか

    お見積りは下記の
    『おすすめ医療保険一覧』から
    簡単にお見積りからご加入までお進みいただけます。

    どうしても治療中にご加入になりたい方は

    通常の医療保険にご加入いただくことは出来ません。

    では、加入出来る医療保険がないのか?

    あります

    摂食障害で治療中の方でもご加入いただける可能性がある医療保険は
    『引受基準緩和型の医療保険』です

    引受基準緩和緩和型の医療保険とは
    健康状態に不安を抱えている方でも入りやすい医療保険です。
    詳細は後段に記載しますが

    ポイントは3つ
    ①健康状態に不安がある方でもご加入いただきやすい。
     ということは。告知が簡単になっている
    ②保障内容も最近は充実した商品になってきている。
    保険料が通常の医療保険より少々高めの設定にばっている

    そして気になる
    引受基準緩和型の医療保険の告知については
    3か月以内に入院・手術を勧められた
    2年以内の入院・手術の有無
    5年以内の特定疾患での医師の治療等

    今回のご相談者様で重要になる点は
    ③5年以内の特定疾患での医師の治療等です
    特定疾患と保険会社によってさまざまですが代表的なものは
    がん・上皮内癌・肝疾患・腎疾患・精神疾患の一部、他となります。
    保険会社によっては特定疾患の「検査・治療」だけでも加入不可とする会社もあります。
    逆に、特定疾患の「入院・手術」をしていなければ、この項目はOKという会社もあります。

    ③の5年以内特定疾患の『入院・手術』の該当がないです。
    という方で早速お見積りという方は
    下の『おすすめ医療保険(緩和型)』へお進みください。


    2.その他に加入できる保険はあるのか?

    別の医療保険で摂食障害で治療中の方が加入できる保険としては・・・

    がん保険になります

    がん保険は、がんの治療に特化している保険になります。
    したがって精神疾患の影響を受けづらいのでご加入いただける可能性はとても高くなります。

    もしも、上記の引受基準緩和型の医療費保険にご加入が厳しい方は、がん保険だけでもご加入をお勧めします。
    そして、加入が可能になった時期に改めて医療保険に加入を検討するという2段階の手順での加入をご検討ください

    がん保険のご検討は
    下の『おすすめがん保険一覧』へお進みください。


    まとめ~医療保険の必要性

    最後に、保険の商品のおすすめではなく、私がご相談者様にお話しした内容をご紹介して終わりにします。

    なぜ今、医療保険が大切なの?

    1. 治療の継続をサポート
      医療保険があれば、入院・手術をすることがあっても経済的な不安なく治療を続けられます。
    2. 予期せぬ入院にも対応
      その他疾患で突然入院することも。
      保険があれば、その時の費用も心配ありません。
    3. 若いうちの加入がお得
      20代で加入すれば、保険料が比較的安く抑えられます。
    4. 将来の健康リスクに備える
      今は健康上に問題もなく、保険なんて必要ないと思います。
      でも将来的にはその他の病気も考えないといけません。
      医療保険はそういった経済的リスクにも備えられます。

    医療保険ご加入のコツ

    1. 正直な告知が大切
      現在の状況を正直に伝えましょう。隠すと後で困ることも。
    2. 保険料と保障のバランス
      若いうちは保険料が安い分、手厚い保障を検討できます。

    あなたの未来を守る医療保険

    今は大変かもしれません。でも、必ず良くなる日が来ます。
    その時、経済的な心配なく人生を楽しめるよう、今から備えておきませんか?

    医療保険に入ることで得られるメリット

    1. 経済的な安心感 治療費の心配が減れば、回復に集中できます。
    2. 治療の選択肢が広がる 費用を気にせず、最適な治療を選べます。
    3. 家族の負担軽減 あなたの治療費で家族に負担をかけることも減ります。
    4. self-care の第一歩 保険加入は、自分を大切にするself-careの始まりです。

    今は、医療保険なんて~と思うかもしれません。
    でも、未来のあなたは、今の自分に感謝するはずです。
    「医療保険に入っておいてくれて良かった」と。

    医療保険は、あなたを守る盾になります。そして、その盾があることで、あなたはもっと自由に、もっと自信を持って人生を歩めるようになるでしょう。

    今日、医療保険について考えてくれてありがとうございます。
    これはあなたが自分を大切にするための、大きな一歩です。

    あなたの人生は、かけがえのないものです。
    医療保険で、その大切な人生を守りませんか?
    今すぐ、あなたに合った医療保険のプランを見つけましょう。

    最後に
    お悩みなら加入しておきましょう
    後日『不要』と思うなら『解約』もできます

    大事なことは・・・
    『安心』と思います

    皆さまの明日が、豊かで安心でありますように



    執筆者プロフィール

    ライフアート谷口
    ライフアート谷口
    三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
    大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。