めまいで仕事を休むときは?受診・診断書・職場への伝え方の確認順

目次

結論|仕事を休むかは「症状の強さ」と「仕事内容」を分けて確認する

めまいで仕事を休むべきかは、病名だけでは決められません。

まず、通勤や業務を安全に行える状態かを確認します。

立っていられない、歩行が不安定、強い吐き気がある場合は、無理に出勤しないことが大切です。

車の運転、高所作業、機械操作などがある仕事では、症状が軽くても安全面の確認が必要です。

受診したら、仕事内容や通勤方法を医師へ具体的に伝えます。

そのうえで、勤務継続、業務上の配慮、休業の必要性について確認します。

診断書が必要かどうかは、勤務先の就業規則や手続きも確認してください。

はじめに|「休みたいけれど診断書が必要?」と迷ったら

「朝からめまいがして、電車に乗るのが怖い」。

「仕事中にまたふらついたら困る」。

「会社から診断書を出してと言われるのでしょうか」。

こうした場面では、医療上の判断と会社の手続きを分けると整理しやすくなります。

医療機関では、症状や原因、現在の治療、仕事内容などから就業について確認します。

一方、欠勤や休職でどの書類が必要かは勤務先のルールによって異なります。

先に「診断書をもらう」ことだけを目的にせず、まず必要な受診を優先しましょう。

めまいで仕事を休む判断は「安全に働けるか」から考える

めまいがあっても、すべての人が同じ期間休むわけではありません。

症状の出方と仕事内容を合わせて考えます。

通勤そのものが難しい

歩くとふらつく。

駅の階段が怖い。

立っていると気が遠くなる。

こうした状態では、通勤中の安全も確認が必要です。

自分で車を運転して通勤している場合は、運転できる状態かを自己判断だけで済ませないようにします。

仕事中の転倒や事故につながる可能性がある

厚生労働省の治療と仕事の両立支援では、主治医へ伝える勤務情報として、車の運転、高所作業、身体を使う仕事、暑熱環境などが例示されています。

めまいがある人では、同じ症状でも仕事内容によって安全上の意味が変わります。

デスクワークと、高所での作業を同じ基準で考えないことが大切です。

急な神経症状があるなら仕事より受診を優先する

急な激しい頭痛。

手足の麻痺やしびれ。

ろれつが回らない。

意識がおかしい。

こうした症状をめまいと一緒に認める場合は、通常の勤務相談より救急受診を優先します。

「今日は仕事を休めるか」を考える前に、必要な医療を受けてください。

受診時には仕事内容まで伝える

医師には「会社員です」だけではなく、実際の仕事を伝えます。

車を運転するか。

長時間立つか。

高所作業があるか。

機械を操作するか。

夜勤があるか。

通勤時間はどのくらいか。

こうした情報があると、就業継続の可否や必要な配慮について相談しやすくなります。

診断書は必ず必要?まず会社が求める書類を確認する

めまいで1日休む場合と、数週間の休職を申請する場合では手続きが同じとは限りません。

「めまいなら必ず診断書が必要」と一律には言えません。

勤務先へ確認したいのは、必要書類の名称と提出条件です。

会社が何を求めているか確認する

人事や上司へ、次の内容を確認します。

欠勤だけでも書類が必要か。

何日以上の休みで診断書が必要か。

休職申請では指定様式があるか。

提出期限はいつか。

復職時にも書類が必要か。

会社指定の用紙があるなら、受診時に持参できるとスムーズです。

「診断書」と「主治医意見書」は役割が異なることがある

厚生労働省は、治療と仕事の両立支援で「主治医意見書」の様式例を公開しています。

これは、治療状況だけでなく、仕事を続けられるか、職場でどのような配慮が考えられるかを会社が検討するための資料です。

勤務先によっては一般的な診断書を求める場合もあります。

別の様式を使用する場合もあります。

先に会社へ必要書類を確認してから医療機関へ依頼すると、書類の取り直しを避けやすくなります。

医師には「休職したい」だけでなく状況を伝える

書類を依頼するときは、仕事の状況も伝えます。

いつから症状があるか。

仕事中に何が難しいか。

通勤で困ることは何か。

勤務時間や夜勤はどうなっているか。

会社から求められている書類は何か。

診察で確認された事実をもとに、医師が必要な内容を判断します。

職場へは5つに分けて伝える

めまいがあると、職場へどこまで話せばよいか迷いやすくなります。

病名の説明だけでなく、仕事に関係する情報を整理して伝えます。

1.今日は勤務できる状態か

まず、その日の勤務が可能かを伝えます。

受診前で判断できない場合は、「めまいがあり安全に通勤・勤務できないため受診する」と事実を簡潔に伝える方法があります。

2.受診予定や次回診察

受診日や次回診察が決まっていれば伝えます。

勤務再開の時期が未定なら、無理に日付を約束しません。

「受診後に改めて連絡する」と整理します。

3.難しい業務

運転。

高所作業。

長時間立位。

夜勤。

こうした業務が難しい場合は、具体的に伝えます。

単に「体調が悪い」だけより、職場が勤務調整を検討しやすくなります。

4.会社に確認したい制度

年次有給休暇。

会社独自の病気休暇。

休職制度。

時差出勤。

短時間勤務。

在宅勤務。

利用できる制度は勤務先によって異なります。

就業規則や人事窓口で確認してください。

5.次に連絡する時期

「明日の朝に連絡する」。

「診察後に連絡する」。

「診断書を受け取ったら提出する」。

次の連絡時期を決めておくと、本人と職場の双方が状況を確認しやすくなります。

休みが長引く場合は「会社制度」と「収入」を別に確認する

数日の欠勤から長期の休職へ変わる場合は、確認項目も増えます。

ここでは傷病手当金の詳しい申請方法までは扱いません。

まず、会社の手続きと生活側のお金を分けます。

有給・病気休暇・休職制度を確認する

最初に勤務先の制度を確認します。

有給休暇を使うのか。

病気休暇があるのか。

休職制度へ移るのか。

制度によって必要書類や期間が異なる場合があります。

「診断書を出せば自動的に休職になる」とは考えず、勤務先の手続きも確認してください。

傷病手当金は休職制度とは別に確認する

健康保険の傷病手当金は、業務外の病気やけがで療養し、仕事に就けない場合などに支給対象となる制度です。

ただし、会社の休職制度と同じものではありません。

休みが長引き収入への影響が出る場合は、傷病手当金はいつまで?通算1年6か月・復職・退職後を整理で制度側を分けて確認できます。

休職中の医療費も別の紙で整理する

収入が減ることと、通院・検査・入院などの医療費は分けて考えます。

治療費側を確認したい場合は、休職中の医療費はいくら必要?高額療養費・保険外費用・医療保険を整理で整理できます。

生活費と医療費を一つの金額にまとめないことがポイントです。

治療が続く場合は医療保険の確認を別に行う

仕事を休む手続きと、新しい医療保険への申込みは別の話です。

保険に申し込むために必要な受診を遅らせないでください。

現在も通院、服薬、検査などが続く場合は、その事実を整理します。

メニエール病と診断されている方は、メニエール病でも医療保険に入れる?治療中・完治後の告知と条件で病名別の確認順を整理できます。

一般的な告知範囲は、医療保険の告知はどこまで?通院歴の書き方を具体例で解説で確認できます。

健康状態に不安がある方向けには、告知項目を限定した医療保険があります。

ただし、治療中なら必ず加入できるわけではありません。

実際の告知質問と申込条件を確認します。

めまいでの受診・仕事の手続きを優先し、現在の通院・服薬・検査状況を整理できたら、医療保険(緩和型)の告知質問と申込条件を確認しましょう。

よくある質問

めまいで1日休むだけでも診断書は必要ですか?

一律には言えません。

勤務先の就業規則や欠勤手続きで、何日からどの書類が必要かを確認してください。

医師に「仕事を休みたい」と言えば診断書を書いてもらえますか?

診断書などの医療文書は、診察で確認した状態などをもとに医師が作成します。

仕事内容や症状、会社が求める書類を具体的に伝えて相談してください。

めまいがある間は仕事をしてはいけませんか?

一律には決められません。

症状の程度だけでなく、運転、高所作業など仕事内容によって安全上の確認点が変わります。

医師と勤務先へ仕事内容を伝えて確認してください。

休職したら傷病手当金を必ず受け取れますか?

休職したことだけで自動的に支給される制度ではありません。

加入する健康保険の支給要件を確認してください。

まとめ|受診・就業判断・会社手続きを順番に分ける

めまいで仕事を休むか迷ったら、最初に安全に通勤・勤務できる状態かを確認します。

無理に出勤して原因確認を遅らせないことが大切です。

受診時には、症状だけでなく仕事内容や通勤方法も医師へ伝えます。

診断書が必要かどうかは、勤務先が求める書類と提出条件を確認します。

長く休む場合は、有給、病気休暇、休職制度などを就業規則で確認します。

収入への影響が出る場合は、傷病手当金など公的制度を別に確認します。

仕事を休む手続きと新しい保険への申込みは混ぜません。

治療が続く場合は、必要な医療を優先したうえで現在の健康状態を整理します。

その後、実際の医療保険の告知質問を確認します。

仕事を休む手続きと必要な治療を進め、現在の治療状況を確認できたら、医療保険(緩和型)の申込条件を確認できます。

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本記事は※2026年9月12日時点で確認できる公的制度・公開情報等をもとに作成・更新しています。

本記事は保険に関する一般的な情報提供を目的としており、特定の保険会社や商品を推奨するものではありません。
具体的な商品内容、加入条件、保障・補償範囲は、契約概要、注意喚起情報、約款等をご確認ください。

参考資料・出典

執筆者プロフィール

(株)ライフ・アート谷口
(株)ライフ・アート谷口
三重県鈴鹿市の保険代理店(株)ライフ・アート 代表取締役。
大学卒業後、国内大手生命保険会社へ総合職として入社し主に教育関連職や拠点管理職を歴任。その後、独立し(株)ライフ・アートを設立。